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【海外試乗記】VWゴルフ7が約4年ぶりマイチェン 半進化ゴルフ7.5は、1.5リッターライトサイジングがキモ! マジメ&ジミで仕切直しだぜフォルクスワーゲン:小沢コージ

Autoblog 日本版 のロゴ Autoblog 日本版 2017/04/07

 つくづくドイツってマジメ&ジミ路線だわな。それが体質っつうか、彼らの生き方っていうか。それと日本で考えるみそぎと世界で考えるみそぎって全然イメージが違うようで。

 例のVWディーゼルショックからはや2年。日本の販売現場にも客が戻ってきてるようだけど、一部マスコミ&ブロガーはいまだネチネチ傾向。一方世界はとっくにそんなの振り切ってて昨2016年のVWの世界販売は1030万台でごぞんじトヨタを抜いて世界トップ!

 その傾向は世界のリージョン別詳細を見ればよく伝わってきて、そのきっかけたる北米マーケットは0.8%アップ、メインの欧州は4%アップで、アジア太平洋地域は10%弱のアップ、中国はなんと12%アップの400万台も売ってほとんど販売増加! 逆に目立って落ちているのは、14%ダウンの日本マーケットで今や年間4万7000台はメルセデス、BMWに続くランキング3位で神経質な日本人とザックリした世界の温度差を思い知りますが、その日本でも2016年通年はゴルフのハッチバックとヴァリアントだけで2万2000台と大台突破してます。

 数が落ちたとはいえ、やっぱりVWの基本はゴルフ! ピッチングの基本がストレートとカーブみたいなもんですよ。いや、今はストレートとスライダーなのか? 実はそこはあんまり分かってないのですが(笑)

●どこが変わったの? って新スタイリング

 さておきビッグマイナーチェンジと言えば、フツーは顔であり見た目インパクトがどこまで変わったか? に注目でしょう。マイチェンは基本、手間のかかる鉄板の造形は変えずにカンタンな樹脂パーツ、つまりグリルやバンパーのみに手を加えるもので、結果あれれ? 妙にチグハグだったり、なんか厚化粧だなぁ! なんてデザイン変更が多いんですけど、一部に今回ゴルフ7ならぬゴルフ7.5とも言われるモデルは逆! 2013年の日本デビュー以来、約4年間ぶりのマイチェンなのに一瞬「どこが変わったの?」と言いたくなるジミな変貌っぷり。

 聞けばなんとフロントはフェンダー鉄板までイジってヘッドライトデザインを変更。従来のキセノンに代わり、LEDタイプが標準もしくはオプションで装着され、今回からグリルのクロームラインがライトの中まで貫通するデザインになってますが、全体的にはスッキリ度が増したかな? 程度。

 リアビューに関しても今回ハッチバック&ヴァリアント共に全車フルLEDテールライト採用でバンパーデザインも変更。特に最上級グレードは、流れるタイプのウィンカーになったようですが、本当にジミ。正直、変わった感じはほとんど伝わってきません。

●ゴルフも半分ヴァーチャルコクピット搭載

 同時にインテリアもほぼ変更ナシですけど、モバイル化の象徴であるインフォテイメントシステムとメーター系は確実にワンランク進歩してます。

 インパネ全体は前と変わらず上質なソフトパッドで覆われてますけど、目立つセンターモニターは従来のベーシックな6.5インチがすべて8インチに拡大され、中でも最上級仕様のDiscover Proは8インチから9.2インチに拡大して画素数も1280×640ピクセルに。モニターを取り囲むピアノブラック調パネルの質感も高く、新世代感が伝わってきます。

 ついでに運転席前のアナログメーターも一新して完全デジタルのアクティブインフォディスプレイ採用。コチラはアウディの用にグーグルマップのリアル映像までは映せませんが、センターモニターでは映すことが出来、かなりのヴァーチャルコクピット感。ゴルフの"走るスマホ化"はどんどん進化するようです。

 一方車内の広さ、使い勝手は全く変わらずで、成人男子の小沢がフロントに座ったポジションのまま、リアに余裕で座れます。

 ラゲッジ容量も380Lをキープして、ジェット機内持ち込み用のトランクを2つ平置き出来るサイズ。それでも足りない人はどうぞゴルフ・ヴァリアントを! って感じですか。

●いまどきプラス100ccのターボが最大のキモ!

 最後になりましたが今回のブラッシュアップのメインはエンジン! 日本導入は遅れそうですけど、今のメインの1.4L直噴直4ターボを改良し、わずか100ccながら排気量を増やして1.5L直噴直4ターボに。今回VWではこの改良を今までのダウンサイジングではなく、ライトサイジング(正しい排気量)と呼び、結果150psの「1.5TSIエボ」と130psの「1.5TSIエボブルーモーション」が誕生してます。

 今回は残念ながら前車のハイパワー版しか試せず、燃費的に欧州モードで21.7km、日本で24km/Lぐらい行きそうな燃費スペシャルには乗れませんでしたが、そちらは初のミラーサイクルや350バールのハイプレッシャー燃料噴射、可変ジオメトリーターボなど注目技術搭載なもののパワー的にはちょい物足りなそう。

 それより今回試せた150psのパワーアップ版ですが、コイツが欧州モードで20km/L、日本だとそれ以上行くことが確実視される上、力強さ倍増。

 特に違いを感じるのは発進時で、同時に効率が微妙アップしたVW自慢の7速DSGもあって滑らかさアップ。加え、省燃費に役立つ2気筒休止の2シリンダーモードは今回も体感的にはほとんどわからないレベル。

 あとは実際この1.5TSIが日本でどれくらいの省燃費ぶりを発揮するか気になりますし、さらに進化したVWの"走るスマホ性能"がどれくらい使えるのか。そこは夏以降に上陸予定の日本仕様で試したいところ。

マジメなゴルフのマジメな進化。果たしてどこまで通用しますやら。

【ギャラリー】Volkswagen Golf (106枚)

■フォルクスワーゲン 公式サイト

http://www.volkswagen.co.jp/ja.html

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