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未来のオフロードEV「アウディAI:TRAILクワトロ」登場 「AI」シリーズの第4弾【フランクフルトショー2019】

webCG のロゴ webCG 2019/09/11 18:55 webCG
未来のオフロードEV「アウディAI:TRAILクワトロ」登場 「AI」シリーズの第4弾【フランクフルトショー2019】 © webCG Inc. 提供 未来のオフロードEV「アウディAI:TRAILクワトロ」登場 「AI」シリーズの第4弾【フランクフルトショー2019】

独アウディは2019年9月10日(現地時間)、第68回フランクフルト国際モーターショー(会期:2019年9月22日まで)において、オフロードEVのコンセプトモデル「AI:TRAILクワトロ」を世界初公開した。

AI:TRAILクワトロは、2017年のフランクフルトモーターショーで発表された「AIcon」が端緒となる、電気自動車コンセプトシリーズの第4弾にあたる。同シリーズは、そのAIconに続き2018年のペブルビーチコンクールデレガンスで登場したスポーツモデル「PB18 e-tron」を「AI:RACE」に改め第2弾とし、2019年の上海モーターショーに登場した都市型モビリティー「AI:ME」を第3弾と位置付けている。

今回登場したAI:TRAILクワトロのボディーサイズは、全長×全幅×全高=4.15×2.15×1.67m。22インチサイズのホイールを装備し、最低地上高は34cm、水深50cmの浅瀬での走行も可能としている。バッテリーはフロアに一体化され、電気駆動システムはそれぞれの駆動輪に直接設置されているため、前後のオーバーハングが極端に短いモノボックスボディーデザインの採用が可能になったという。

フロントウィンドウはヘリコプターのように車両前部を包み込み、さらにルーフや八角形のシングルフレームグリルもガラス製となりボディーのほぼ全周にわたり視界を確保している。

オフロード性能を向上させる目的で、タイヤには可変空気圧調整機能を装備。路面状況を車両が察知して、空気圧を自動で上げ下げする。例えば砂漠では最大のトラクションを確保するために空気圧を下げ、再びアスファルトに戻った時は空気圧を標準値に戻す。

ユニークなのは、AI:TRAILクワトロに完全自動操縦を行う5機の「アウディ・ライトパスファインダー」と称するドローンが装備されていること。車両のルーフやルーフラックに着地させ、非接触充電システムにより給電されるこのドローンは、ローターレス仕様。羽根なし扇風機と同じ原理で揚力を発生させるという。

車両走行時には搭載カメラによってAI:TRAILクワトロの「空飛ぶ目」となるほか、夜間走行中はヘッドライトの代わりにライトパスファインダーが前方を照らし、キャンプの際はクルマの周囲を照らす照明にもなる。

AI:トレイル クワトロは舗装路ではレベル4の自動運転を、オフロードにおいては限定的ながらレベル2の自動運転を可能としている。レベル2にとどまる理由は、オフロードでは路面の浸食や欠損、あるいは倒木や落石などで日々路面状況が変化するから。ただしドライバーがステアリングを握る場合は、セントラルドライバーアシスタンスシステムが自動運転由来の運転支援技術を用い、悪路走行をサポートするという。

リチウムイオン電池を搭載するAI:TRAILクワトロは、システム最高出力320kW、同最大トルク1000N・mを発生。舗装路または整備されたオフロードにおいて、一充電当たりの最大航続距離目標値は400~500km(WLTPモード)に、荒れたオフロードにおいては同250kmに設定されている。これらの要件を満たすため、舗装路における最高速度は130km/hに設定される。

アウディは、今回のAI:TRAILクワトロでEVコンセプトシリーズのカルテットが完成したといい、4モデル全車をフランクフルトモーターショーの会場に展示している。

(webCG)

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