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Sparcoブランド初のオフロードホイール誕生。スパルコ・ダカール×スズキ ジムニー

Motor Magazine のロゴ Motor Magazine 2021/02/23 19:00 Motor Magazine編集部

コンペティションの世界で「速さ」を磨きぬいたSparco(スパルコ)のホイール。その高性能は「オン」だけのものではない。世界一過酷なラリーレイドでもぎとった勝利を誇るかのような名を冠して、新たなフィールドへと挑もうとしている。 

© Motor Magazine 提供

オフローダーとしての逞しさとともに街乗りもOKなファッション性を兼備

このジムニー、すっきりしていてカッコいい。どこかのアフター向けブランドのボディキットを組み込んでいるのでは? ・・・と思う人も多いはずだ。だが、実はノーマル。純正オプションのハニカムグリルに交換してはいるものの、そのグリルとバンパー、さらにミラーカバーをボディ同色にアレンジしているだけだ。ドイツのサスペンションメーカーKW製STの車高調整式サスペンションを組み込み、さり気なく20mmローダウンしているものの、ノーマルと並ばなければわからないレベル。

これで乗り心地とハンドリングの両方を向上させ、お洒落に街乗りできるジムニーに仕立てている。そして仕上げとして足もとを極めているのが、O・Z製ホイール「スパルコ・ダカール」だ。

O・Zと言うとF1やインディなどサーキットレースのイメージが強いが、WRCでも2000年から10連覇を果たしている。サーキットでの強烈な横Gに耐えるホイールも凄いが、ターマックやグラベルでの上下動の衝撃を受け止めるホイールも別な意味で凄い。O・Z=ウイニングホイールに求められる性能は半端じゃないはずだ。そこで得たノウハウを市販品に確実にフィードバックしているからこそ、O・Zホイールは高い信頼性を得ている。して仕上げとして足もとを極めているのが、O・Z製ホイール「スパルコ・ダカール」だ。

O・Z「スパルコ」は、イタリアはトリノに本拠を置き、レーシングスーツやシートなどを手掛ける老舗ブランドだが、O・Zはその名を冠したホイールをライセンス生産し全世界で展開している。むやみな大径化にこだわらず手頃な価格で、若者向けのカジュアルな立ち位置としているのがポイントだ。

O・Z「ダカール」というネーミングはもちろん、かのダカールラリーに由来する。全行程が1万km近くにも及ぶ超過酷なラリーレイドである。実はO・Zはここでも5回制覇している(三菱自動車やプジョー、フォルクスワーゲンをサポート)。そのイメージを継承するこのダカールは、砂漠ありガレ場ありのオフロードを走破するタフなイメージを、巧みなデザインで表現しているのだ。

16インチモデルは専用の証として「ジムニー ダカール」と呼ぶ。ハブの形状との兼ね合いで、センターキャップに純正品を使う。一方の「ダカール」はSparcoロゴをあしらったタイプだ。 © Motor Magazine 提供 16インチモデルは専用の証として「ジムニー ダカール」と呼ぶ。ハブの形状との兼ね合いで、センターキャップに純正品を使う。一方の「ダカール」はSparcoロゴをあしらったタイプだ。

デザインとカラーリングでタフな走りを絶妙にアピール

まず目を引くのが「エラ」とも称される大きなセンターディスクだ。ここでしっかりと強度を確保している。センターを極力小さくして細身のスポークでスポーツ性を追求するのがO・Zの定番。ダカールはそれとは真逆のアプローチだが、ターゲットを絞って性能を追い求めた姿がここにある。

短めのスポークは10本。2×5のレイアウトは、オフロードでの衝撃を受け止めるのに適していると言われている。下からの力を真上でも受け止めるからだ。リム側にはアメリカンオフロード用ホイールのお約束、ビードロック風にピアスボルトが打ち込まれている。そのピアスボルトはリムを縁取る切削を回避した箇所に立体的に設えているだけに存在感が大きく、スポークの延長線上からオフセットさせることで動きを感じさせてくれている。マットブラックは、オフロードでのタフネスぶりの演出にひと役買うカラーだ。

ジムニーはハブの形状からセンターキャップの装着は不可。センター部を開けねばならない。そのためダカールは、ジムニー用とシエラ用をインセットを変えて専用に対応している。シエラと異なりジムニーは国内専用車だけに、まさに日本専用の特注品扱いだ。

ちなみに本来備わるスパルコのセンターキャップはアンダーバーの付いた「S」マーク。ジムニーもセンターにスズキの「S」ゆえ、キャップなしでもスパルコをイメージしてくれている、とも言えるだろう。

国内外の人気クロスオーバーなど対応ラインナップを鋭意拡大中

太く力強いマットブラックのスポークとポリッシュ処理されたリム部のコントラストが、タフネスを強調。 © Motor Magazine 提供 太く力強いマットブラックのスポークとポリッシュ処理されたリム部のコントラストが、タフネスを強調。

ダカールはジムニー用の16インチの他、17インチも用意する。ランドクルーザー プラドやハイラックス用に加え、アウディQ2&Q3やBMW X2やMINIクロスオーバーにも対応、さらにはホンダCR-VやトヨタRAV4用も揃えている。今後はサイズや適応車種の拡大も検討中と言うから、ダカールを履きたい向きには今後の展開に注目して欲しい。

O・Zでは2020年を「オフロードホイール元年」と位置付けている。今回のスパルコ ダカールをはじめ、本家O・Zのオールテレインシリーズでジープ系にも対応する「ラリーレイド」など、タフなホイールを今後、広く展開して行くと言う。実戦で得たノウハウが息づくオフロード用O・Zホイール。ラフロードで似合うのはもちろん、街中でも存在感をアピールしてくれる。愛車の4WDに履かせて、颯爽と街を駆け抜けてはいかがだろう。(文:河原良雄/写真:小平 寛)

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