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ランキング6位をもぎ取ったサインツJr.。”会心”オーバーテイクはTVに映らず

motorsport.com のロゴmotorsport.com 2019/12/02 19:09
Carlos Sainz Jr., McLaren MCL34 © Glenn Dunbar / Motorsport Images Carlos Sainz Jr., McLaren MCL34

マクラーレンのカルロス・サインツJr.はF1アブダビGPの最終ラップで10位に上がり1ポイントを獲得。ランキング6位でシーズンを終えた。

 マクラーレンのカルロス・サインツJr.は、2019年のF1最終戦アブダビGPで10位フィニッシュ。ドライバーズランキングを争っていたピエール・ガスリー(トロロッソ)を1ポイント上回り、ランキング6位でレースを終えた。

 ファイナルラップに入った時点で、サインツJr.はルノーのニコ・ヒュルケンベルグに次ぐ11番手でポイント圏外。そのままの順位でフィニッシュすると、同ポイントながら最高リザルトで上回るガスリーがランキング6位を獲得するという状況だった。

 しかしサインツJr.は、ターン11でヒュルケンベルグのインに飛び込み、オーバーテイク。10位でチェッカーを受け、1ポイントを獲得したことでランキング6位を手にした。

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 国際映像では映し出されなかったオーバーテイクの状況について訊くと、サインツJr.は次のように答えた。

「国際映像に映ってなかったの? そんなのないよ! 僕にとってはワールドチャンピオン争いみたいだったし、最高のファイナルラップだったよ。他に何を映していたんだい?」

「僕はニコに十分近づいて、ターン9で動いてみたけど、そこでは引いてターン11でトライすることにしたんだ。でも、ターン10で望んでいたような走りができなくて、(ヒュルケンベルグから)少し離されてターン11に向かった」

「イン側にスペースがあったんだ。本当に小さいスペースだったけど、そこで(セルジオ)ペレスがうまくパスしていたのを見たし、うまく行くと思って飛び込んだんだ」

「最終ラップ、最後のオーバーテイクチャンスまでドライバーズランキングを争っていたなんてクレイジーだよね。そして、僕はそれをうまくやったんだ」

 サインツJr.とドライバーズランキング6位を争うガスリーは、スタート直後の接触で周回遅れとなってしまった。その状況を知っていたのかと訊くと「うん、(コースサイドの)映像を見たから、ガスリーが周回遅れになったことは分かっていた」と、サインツJr.は答えた。

「第1スティントや第2スティントでニコの後ろにいた時、ペレスや(ダニール)クビアトが最速の戦略を採っていることも知っていた。彼らはミディアムタイヤ(クビアトはハードタイヤ)でスタートしたことで大きなアドバンテージを持っていたんだ」

「レース序盤はDRSを使えなかったので、トラフィックをパスできず全体的に妥協を強いられた。(チームメイトのランド)ノリスやルノー勢が生む乱気流のせいで、タイヤを管理するのが非常に難しかった。クビアトやペレスに先を行かれ、ピットインしてミディアムタイヤに変えた後は、ニコを抜くのが精一杯だと思った」

「ピットアウトして直後のラップは、その時のファステストラップだったと思う。前が開けていて、自分の持っているペースを示すことができた」

 以前から、F1におけるTV放映の在り方に不満を示していたサインツJr.。今回ランキング6位争いが話題になっていながらも、その結末がTVでは見られなかったことについて疑問を呈した。

「すぐに中団争いがTVで見られるようになるといいんだけど。週末を通して、中団のバトルとランキング6位争いの話をみんながしていたと思う。その戦いがファイナルラップまで続いた。でもそれがTVで見られないんだ」

「だから誰もがランキング6位争いを煽りながらも、最終的に誰もTVで見られないなんて、間違いなく奇妙だ」

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 昨シーズン限りでワークスチームのルノーを離れ、マクラーレンへと加入したサインツJr.。当時は不調だったマクラーレンへの移籍を疑問視する声もあったが、今季前半をレッドブルで走っていたガスリーや、今季後半をレッドブルで戦ったアレクサンダー・アルボンを上回る成績を残した。

「間違いなく、個人的なベストシーズンだった。みんながそう思っていると思う」と、サインツJr.はシーズンを振り返った。

「つまり今はずっと快適な環境なんだ。マクラーレンの雰囲気は心地良いし、素晴らしい将来が待っていると確信できる。僕が忍耐強くスキルを向上させることができるような落ち着きがあるんだ」

「今は中途半端なことを考えて実力以上のことをやる必要がないから、いくつか素晴らしいレースをすることができた。以前はできなかったような素晴らしいオーバーテイクの動きができるようになったし、チャンスを活かす上での最後の自信を与えてくれたんだ」

「まだあらゆる部分が改善できると思う。でも今年は非常に大きな一歩を踏み出したんだ。ここからさらに先に進んでいきたい」

Additional reporting by Jonathan Noble

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