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新型ランドローバー ディスカバリーに試乗|Land Rover

OPENERS のロゴ OPENERS 2017/07/07 OPENERS
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フルモデルチェンジを受け5代目へと進化し、日本でも5月8日に発売された新型ランドローバー「ディスカバリー」。初代からの四角いスタイリングを一新し、「レンジローバー スポーツ」との近似性を感じさせるスポーティなデザインをまとって登場した同モデルに、小川フミオ氏が試乗した。

Photographs by ARAKAWA Masayuki
Text by OGAWA Fumio

エンジンは3リッターV6ガソリンおよびディーゼルの2本立て

ランドローバー「ディスカバリー」が第5世代へとフルモデルチェンジ。日本では2017年5月8日から受注開始されている。先進技術の採用を含め優れた多用途性を売りものとする新型。さっそく試乗することができた。

1989年に発売された初代ディスカバリー。当初は、クロスカントリー型4WDであるディフェンダーのオフロード性能を、若い世代にも支持されるカジュアルなスタイルとともに提供するというのが特徴だった。

その後、モデルチェンジを重ねるたびに性能は向上し、採用される技術も進歩し、本格的なものとなっていった。その進化の現時点での総決算が新型ディスカバリーなのだ。

新型は、最新のクロスリング式という電子制御エアサスペンションをフルに活かしている。車高調整機能によりオフロードの走破性は従来型より大きく向上するいっぽう、渡河能力もアップ。


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電子制御技術もさらに進み、速度とブレーキを自動で調節しながら急な坂道の上り下りを行う「オールテレインプログレスコントロール」なども用意されている。

フルタイム4WDシステムに8段オートマチック変速機の組み合わせ。搭載されるエンジンは、2,994ccのV型6気筒ガソリンエンジンと2,992ccのV型6気筒ディーゼルエンジンだ。

スマートデバイスを積極的に活用しているのも新型の注目点である。Wi-Fiホットスポットを搭載することで緊急時にオペレーターと会話ができたり、複数のスマートデバイスの接続ができたりするオプションも用意された。

さらにもうひとつ、新型のセリングポイントは「インテリジェント シート フォルド機能」だ。専用アプリを使い遠隔操作で電動シートのレイアウトをアレンジできる。

日本法人であるジャガー・ランドローバージャパンの広報担当者は「オンロード性能の充実ぶりに注目してほしい」とする。新型ディスカバリーはまさにそのとおりの内容なのだ。

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ディーゼルらしからぬディーゼルエンジン

新型ランドローバー ディスカバリーはオフロード性能も向上しつつ、オンロードでの快適性がうんと増しているのが特長だ。

その代表的な例がエンジンである。V6ガソリンエンジンは250kW(340ps)/6,500rpmの最高出力と、450Nm/3,500-5,000rpmの最大トルクを持つ。

気持ちよく回るエンジンで、2トンを超える重量をまったく感じさせない力強さがある。トルクの出方もアクセルペダルの踏み込み量に対してリニアで、ナチュラルなフィーリングが高級さと感じられる。


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エンジン音はごく低く抑えられており、吸気音やメカニカルノイズも、また排気音も耳障りなノイズはすべてシャットアウトされている。いかなる回転域からもすっと加速するフィールもよい。上質なパワートレインである。

V6ディーゼルは、もうひとつ、ランドローバーの面目躍如たる出来のよさだ。従来我が国にもジャガーに搭載された4気筒ディーゼル エンジンが紹介されて、音、トルク、回転マナーなど、すべてにおいて質感の高さに感心させられたが、その美点をすべて備えている。

「まるでディーゼルとは思えないはずです」。ジャガー・ランドローバージャパンのエンジニアに言われたとおり、知らなかったらガソリンだと思うだろう。

回転の上がり方の速さといい、ノッキング音のなさといい、ウルトラスムーズなのだ。それでいて最大トルクは600Nmもあるだけに、加速性には目をみはる。

操舵感も応答性のよさと車体のロールコントロールが乗用車なみ。従来型より最大360kgの軽量化のボディはロール特性など操縦性も重要視されているはずだ。

ディーゼルエンジンとの組み合わせは見事。つまり運転が楽しい。入念なチューニングによる上質な走りは、オリジナルのディスカバリーから隔世の感がある。


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電気化やハイブリッド化が進むなかにあって、エンジンの存在感が一般的に軽視される傾向にあるかもしれないけれど、ディスカバリーに乗ると、ガソリンでもディーゼルでも、クオリティとはエンジンのことなのだと感じる。

もちろん乗り心地のしなやかさや騒音の低さは、大型リムジンともいえるディスカバリーの大事な要素だ。エアサスペンションは105km/hを超えると空力効率向上のために車高を落とす設定だが、いかなる速度域でも乗り心地に悪影響が出ることはなさそうだ。

エアサスペンションシステムの恩恵は日常生活での使い勝手にもおよぶ。ニールダウン機能により乗り降りの際に車高を下げることができるからだ。荷物の積み降ろしに際してもボタンで車高を下げられる。

舗装路面での快適性の高さは、まさに日本法人の主張どおり。レッグルームがたっぷりある後席の乗員にとって、高級セダンに匹敵する感覚を提供しているといえる。

先に触れたようにステアリングホイールの入力に対する車体の反応速度は速く、車両は意のままに動く感覚だ。全長4,970mm、全幅2,000mmの車体だが、レスポンスのよさも手伝い、市街地でももてあますようなことはないのではないだろうか。

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レンジローバーに通じる質の高いインテリア

新型ディスカバリーの魅力のひとつは、レンジローバー一族にも通じる、質の高いインテリアだ。シートの座り心地はよく、ダッシュボードをはじめとする各部の質感は高い。

高級モデルと呼びたいのはオプションが豊富なことだ。ウッドをはじめとするマテリアルの幅の広さ、レザーの種類やカラーは、車体色やホイールのバリエーションの多さとともに、カスタマイゼーションの楽しみを提供してくれている。

自分だけの1台というと少しおおげさかもしれないけれど、何はともあれ、ホイールまで黒いスポーティな仕様からクラシックな仕様まで、趣味に合ったバージョンを仕立てられるのはディスカバリーの美点である。


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機能面でもカスタマイゼーションは行える。とりわけ「5+2」と呼ばれる7人乗り仕様も選べることだ。2列目のレッグルームは954mm、3列目も851mmと広い。

2,925mmもあるホイールベースを活かしたパッケージングの恩恵もあり、190cm級の大人が7名座っていられるそうだ。

冒頭に触れたが“コネクテッド”というキーワードも新型ディスカバリーを語るうえで重要だ。Wi-Fiホットスポットを搭載すれば最大8台までのデバイスが接続できる。

「インテリジェント シート フォルド機能」はとりわけユニークだ。ダッシュボードのタッチスクリーンあるいは荷室内のスイッチ操作を行う。それで電動シートの折りたたみや引き起こしが簡単に操作できるオプションだ。

加えてスマートフォンのアプリで遠隔操作ができる。できるのは2列目(と3列目)のシートのアレンジ。たとえば自宅にいながら、行動予定にしたがってシートを折りたたんでおいたり、逆に折りたたんであったのを起こしておくことができる。

ショッピングセンターで大きな買い物をした場合、3列目のシートを事前にたたんでおけるのも便利そうだ。

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モデルバリエーションは2つのエンジンで2つずつ。3リッターガソリンエンジンの「HSE」(779万円)と、快適装備が増える「HSE LUXURY」(881万円)。3リッターディーゼルは「HSE」が799万円、「HSE LUXURY」が901万円となる。

2017年4月5日からウェブサイトで台数限定の特別限定車「ディスカバリー ファーストディション」が販売されている。

「オールテレイン プログレス コントロール」などオフロード用のシステムをはじめオプション満載だ。ガソリン車が1,031万7,000円から、ディーゼル車は1,044万7,000円からとなっている。

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Land Rover Discovery|ランドローバー ディスカバリー(ガソリン)
ボディサイズ|全長 4,970 × 全幅 2,073 × 全高 1,888 mm
ホイールベース|2,923 mm
トレッド前/後|1,692.4 / 1,686.6 mm
エンジン|2,995cc V型6気筒 スーパーチャージド ガソリン
最高出力|250 kW(340 ps)
最大トルク|450 Nm(45.9 kgm)
トランスミッション|8段AT
最高速度|215 km/h
0-100km/h加速|7.1秒
駆動方式|4WD
サスペンション前/後|ダブルウィッシュボーン / インテグラルリンク
CO2排出量|254 g/km
最小回転半径|6.15 メートル
最低地上高|220 mm/ 284 mm(オフロード)
アプローチアングル|29度 / 34度(オフロード)
ランプアングル|22.2度 / 27.5度(オフロード)
デパーチャーアングル|27度 / 30度(オフロード)
燃料タンク量量|89リッター
価格|(HSE)779万円  (HSEラグジュアリー)881万円

Land Rover Discovery|ランドローバー ディスカバリー(ディーゼルエンジン)
ボディサイズ|全長4,970 × 全幅 2,073 × 全高 1,888 mm
ホイールベース|2,923 mm
トレッド前/後|1,692.4 / 1,686.6mm
エンジン|2,993cc V型6気筒ディーゼル ターボチャージド
最高出力|190 kW(258 ps)
最大トルク|600 Nm(61.2 kgm)
トランスミッション|8段AT
最高速度|209 km/h
0-100km/h加速|8.1 秒
駆動方式|4WD
サスペンション前/後|ダブルウィッシュボーン / インテグラルリンク
CO2排出量|189 g/km
最小回転半径|6.15 メートル
最低地上高|220 mm/ 284 mm(オフロード)
アプローチアングル|29度 / 34度(オフロード)
ランプアングル|22.2度 / 27.5度(オフロード)
デパーチャーアングル|27度 / 30度(オフロード)
燃料タンク容量|85リッター
価格|(HSE)799万円  (HSEラグジュアリー)901万円

問い合わせ先

ランドローバーコール

0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)

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