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中居正広 ジャニーズ独立会見【全文(1)】「なんで引き止められなかったんだろう(笑)」

AERA dot. のロゴ AERA dot. 2020/02/21 18:30
会見前に記者団と話す中居正広(撮影/今村拓馬) © AERA dot. 提供 会見前に記者団と話す中居正広(撮影/今村拓馬)

  タレントの中居正広(47)が2月21日、東京都内で記者会見を開き、ジャニーズ事務所を退所して独立することを発表した。

 部屋に入ると、中居自身が笑顔で報道陣を出迎え、記者らと掛け合いを交えながら、カメラテストなどに応じた。時折笑顔を交えながら、吹っ切れたような表情でこう切り出した。

「退所ロングインタビューを開催したいと思います。よろしくお願いします。3月いっぱいをもちまして、退所することになりました。まだ1ヶ月少しありますが、これまで通りこの1ヶ月は、4月以降もこれまで通り出来る限りのことはやりたいなと思ってます」

 中居は退所に至る経緯を次のように説明した。

「去年の春5~6月ぐらいに、会社の方とファーストコンタクトじゃないですけど、お話しさせてもらって、『退所を考えております』と。でも、いつ、どこというタイミング、明日にでもやめて早くやめたいということではなかったので、タイミングを見計らいながら、日時を決めていきましょうかと話していました。それが5~6月だったんですけど、その直後にジャニーさんが体調を崩して倒れてしまいました。それで僕どころではないと。僕自身も、会社も、どうジャニーさんが変化していくかわからない状況だった。そのあと、ジャニーさん亡くなってお葬式もあって、このタイミングじゃないのかなと。夏から秋にかけて話そうかなと思ってたんですけど、他にも辞める人がいた。ジャニーズも(僕以外のタレントが)いっぱいいますんでね。ただ、僕がずっとタイミング見てたらやめられないなと(笑)。去年いっぱいとは考えてたんですけど、SMAPを解散してまる3年。ジャニーズ事務所にいながら会社を作って準備ができてから辞めようとなり、3月というタイミングになりました」

 かなり和やかムードで会見は続いた。以下は記者との一問一答。

*  *  *

――いつから気持ちが芽生えた?

「解散したとき。まる3年になりますけど、僕に限らずだと思いますけど、解散してちょっとひと段落というか、のんびりする時間があった。30年弱やってましたから、燃え尽きじゃないですけど、次のステップに進むためにどういう形がいいかなと考えました。若い20~30代のようにギラギラした感じ、よだれが出てる感じが、解散してからいつ自分に湧き出てくるのかなと思ってたんですけど、自然に出てくるものじゃないかと思ってたんですけど、1週間、10日、2~3ヶ月経っても意欲というか、『よし次』という感じにならなかったのかな。それで半年~1年経って、2年すぎたとき、そろそろちょっと考えないといけないなと。例えば環境を変えたら、また湧き出てくるのかもしれないと思いました。一人で老舗の会社を辞めるわけですから、可能性は狭まってくるんじゃないかなと。でも今までお世話になった会社を辞めてでも環境を変えないといけないなと思いました」

――いったんジャニーズに残っての気持ちの変化は?。

「決断、判断、間違ったのか正しかったのか、自分でも問いただすことはあるけど、何が間違ってて正しかったのか、それはこの3年の間で繰り返し考えることはやっぱりありましたよね」

――完全に独立?

「はい。一昨日できたんです。会社の名前は、あーー、こういうところで発表するような会社名じゃないんですよね(笑)滑った感じになりそうだけど……。大安の日がいいかなと思ったりもしたんですけど、一昨日がうちの父が亡くなった日で、19日に合わせて登記した感じです。友引ですけど」

――会社名は?

「のんびりな会」

――その由来は?

「会社名は、いくつか候補が自分の中であって。どなたに相談するでもなく自分で決めました。会社の名前って初めて考えたので、難しかった。いくつか自分で書いてみた中ですっと入って来た。~な会がいいなと思ってたんですよ。『自然な会』とかも考えたけど、ちょっと宗教っぽいし。(ネーミングに込めた思いは)のんびりやっていこうかなって。そんなにスピードを上げるものでもギアを上げるものでもなく、歩むという漢字も、少し止まると書いて歩むですし。それを含めてのんびりいこうかなって」

――ジャニーズ事務所サイドはどんな反応?

「ディスカッションしながら。しようと思えばできたんでしょうけど、僕自身が一日でも早くということでもなかった。でも、引き止められなかったですね。なんで引き止められなかったんだろう(笑)。偉い人が僕自身の気持ちも尊重してくれた」

――新しい地図のみんなとも話した?

「今回の決断は、どなたにも、一人も話してないです。自分一人で決めました。相談するといろんなことを言ってくれますし、それで自分の中で遠回りになることも懸念だったので、自分で全て決断しました。他の選択肢は全然ないです。今の所、マネージャーもいなくて、社員も一人もいないです。その前から色々動くと迷惑かかっちゃったりもするので、派手に社員さん集めみたいなこともできなかった。見つかればいいなとは思いますけど、基本は一人で、どこかの傘下に入ることも全くないです」

――今日も一人で会見を仕切った

「はい、一人でできたらいいなと。いつも思ってたんです。記者会見とかって。僕はずっと先にいた方がいいと思ってました。登壇者が最後に出てくるのって)、暗黙のルールなんですか?自分が何かやりたいことがあるのかとか、やりたいということもないですし、今描いている理想がないので、理想があれば努力もするんですけど、今理想の形が描かれてないので。やりたいこととか営業とか、何にもわからないです。でもホームページは作った方がいいんじゃないかって友達が言ってました(笑)でもこれからですね。今まで付いてきたマネージャーさんがいるので、引き継ぎ窓口みたいなことはやってくれるみたいなので、会社もマネージャーさんが窓口というのはいいですよ、みたいな感じです」

――事務所の他の人に報告した?

「どの人には伝えてどの人には伝えないみたいになるのはよくないし、全員一斉には難しい。この人にはというのができなかったので、後輩には一切お伝えしていません。情報番組の生放送をやってる後輩もいるんですけど、最低、先輩にはと思って、少年隊の東山さんにはお電話でお伝えしました。東山さんは、報告したら(モノマネしながら)『おーそうかそうか、じゃあ飯行こうか』『3月に行こう』『じゃまた電話するよ」とおっしゃってました(笑)」

――木村(拓哉)さんには報告したか?

「昨日4人には報告しました。みんな(反応は)それぞれで、どんな内容かは言いませんけど、誰かは言いませんけど、「そんな内容か」というような返答もありました。内容は言いにくいですけど、一つ言えるのは、(草なぎ)剛くんの返事は一行ぐらいでした(笑)はい。(内容は)言えないです。何だこれっていうような。でもそういうもんなんです。昔から。でも昨日の夕方から夜にかけて伝えました。現在、返事は半分ぐらい来て、半分ぐらい来てないです」

――今後の活動は?

「僕ずっとアマチュアみたいな感じでやって来たので、ハッタリでやって来た感じですかね。自分のメッキが剥がれて来てるのも、感じてたりしますね。そんなに一人で努力を重ねてここまできた感じでもないですし、(ジャニーズに)ここまでしてもらったのは間違いない。老舗の会社ですから、一番感謝してるのは、生みのジャニーさん。間違った判断をしてしまうことはあると思う。後悔する決断があってもいいと思う。後悔がなく間違った選択をしないようにと言われるけど、後悔とわかっていても飛び込まないといけない瞬間というのは、人生の中で一度や二度はあってもいいんじゃないかと思えるようになった。そこに足を踏み入れる勇気というのも。そしてしっかりと後悔を受け入れるというのも大事なんじゃないかと思った」

――今後、新しい地図との共演の可能性もある?

「エンターテイメントでは99パーセントダメかもしれないけど、1パーセントやったら何かあるかもしれない。1パーセントに賭けてみるというのも挑戦。もちろん3人と共演するのも、99パーセントの中にある。僕一人で決めれることではない。今後、もしかしてキスマイに入るかもしれないし。V6に入って、V7になるかもしれない。理想はないので、何がやりたいのか山すら見えない。山を探すことができればといいなと思う」

――歌手としてソロデビューあるかも?

「限りなくゼロに近い1パーセントです。歌はマジで無理です。一人は無理です」

――結婚に向けての意味合いはあるか?

「全くございません。1ミリもかすらず。一人で来たものですから。結婚はないですね。結婚は難しいと思う」

――アイドルもやめてしまうということか?

「その山を駆け上ってみようと思えるかはわからない」

――他のメンバーの姿を見て羨ましいという思いはあるか?

「羨ましいとかは全然ない。自信と好きじゃないとできないと思う。この3年間、1ステップも踏んでないので、今の段階では歌と踊りをやるのは可能性が低い」

――新しい地図をどう見てるか?

「頑張ってると思うし、好きなことをやってると思うので、何の心配もしてない」

――スマップ再結成はある?

「ゼロではない。100パーセントないとは言えない。一人では決められないけど」

――不仲説もあったが。

「なんで知ってるんだろうとは思いました(笑)。よくご存知でって(笑)。別にいいんですよ。自分たちがわかっていればいいことであって、あの騒動を経験したことは貴重な経験だなとか、報道には常に敏感に目にしてというのはあったけど、それが重なるとどんどん鈍感になるというか。不仲でいいんじゃないですか?キリがないので、書かれて信用する人は信用していいし、そういうところまで来ちゃいましたね」

『中居正広 ジャニーズ独立会見【全文(2)】「3人に合流の選択肢はなかった」』につづく

(週刊朝日・松岡かすみ)

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