古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

話題の映画『愛の病』主演・瀬戸さおり&岡山天音が対談 作品に込めた思い語る

ORICON NEWS のロゴ ORICON NEWS 2018/01/13 10:00
映画『愛の病』に出演した瀬戸さおり(左)と岡山天音 © 芸能ニュース 提供 映画『愛の病』に出演した瀬戸さおり(左)と岡山天音

 2002年に起きた「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」を題材にしたサスペンス映画『愛の病』(公開中・吉田浩太監督)で、主人公の殺人鬼・エミコを演じた瀬戸さおりと、彼女に恋をする真之助を演じた岡山天音。公開を迎えて2人が作品について改めて語り合った。

 題材となった事件の主犯格の女は、出会い系サイトで知り合った男から金を奪おうと計画し、「私はヤクザの組長の娘。組長が月20万円払えば結婚を認めてくれる」などと嘘をつき、男の財産をむしり取る。味を占めた女の行動はエスカレートし、男に強盗殺人をするように仕向け、1名を殺害、1名に重傷を負わせた。男は強盗殺人未遂の容疑で逮捕、女も同容疑で逮捕され、日本中を震撼させた犯人はともに無期懲役の判決が下った。

 瀬戸は実際の事件を調べ、何度も脚本を読む中で「エミコの女性として共感できる部分や、逆に女性として嫌だなという部分が見えてきました。ショッキングな事件ではありますけれど、エミコの物語だと感じ、彼女を通して見えてくるものがあると思いました。また、人間だれしもが持っているであろう、弱さも見えました」と感じた。

 岡山も「自分が演じると考えながら読み進めると興味が高まりました」というが、実際に被害者が出た事件を題材にしたことから「すごく繊細に向き合って演じていかなければいけないと思いました。役柄だけじゃなく、この作品全体のなかで、僕がどういう役割を担っているのか、そこをちゃんと把握しないと、踏み込んではいけないと思いました」と覚悟を持っていた。

 メガホンを取った吉田監督の現場について、岡山は「台本の動きやキャラクターがしゃべっているセリフで成立する作品ではない」と考える。瀬戸も「本気でぶつかり合わないといけないシーンばかりで、監督もまだ行ける!まだ足りない!という感じだったので、そこは大変でした」苦労したが、「その域まで持って行くというのに、自分だけではなくて、相手から受け取るものがすごく大きいんだなというのを、とても感じた現場でした」と充実感を見せる。

 改めてお互いの最初の印象を尋ねた。

瀬戸「岡山さんはとても目がまっすぐな方だと思いました。真之助としてもエミコをまっすぐな目で見てくださいましたが、衣装合わせのときにお会いした時からそうだったので、最初から真之助っぽいなと感じていました」

岡山「普段は腰が低いんです。だから正直、どんな人なのか分からないというか(苦笑)。あと、瀬戸さんは本読みのときから本番に近いエネルギーでいたので、ビックリしました。リハのときの僕はまだ真之助との距離感があって、セリフを返すだけでいっぱいいっぱいの状態だったので、瀬戸さんに押されてましたね」

 完成した作品の感想について、瀬戸が「それぞれの人間の弱さがすごく出ていると思いましたし、エミコは、やっぱり人間なんだなというのを感じました」、岡山は「世の中とか社会にとって、映画ってこういうものであって欲しいと思える作品になったと思います」。

 それぞれが自分と向き合い、相手と向かい合って取り組んだ社会作は、現在公開中。

ORICON NEWSの関連記事

image beaconimage beaconimage beacon