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防災袋に入れたい意外なアイテム ビタミン剤、耳栓など

NEWSポストセブン のロゴ NEWSポストセブン 2018/08/08 16:00
避難所生活のストレスは想像以上(AFP=時事) © SHOGAKUKAN Inc. 提供 避難所生活のストレスは想像以上(AFP=時事)

 西日本豪雨の爪痕が癒える間もなく台風12号が列島を襲った。直下型地震のリスクも指摘されるなか、「とりあえず防災袋だけでも用意しておかなければ」と考えるのは自然なこと。

 ただ、被災した当事者たちの声に耳を傾けると、「防災袋に入っているものだけだと、ちょっと足りない」という現実が浮かび上がってきた。そうした貴重な体験談から学ぶべきことは多い。そこで、防災袋に入れておいて役立ったという意外なアイテムをいくつか挙げてもらった。

【ビタミン剤】

 東日本大震災で被災し、避難所で約1か月生活した40代男性の話。

「カップ麺やレトルト食品が続いて野菜不足になったため、家族揃って口内炎に。そのとき、同じ避難所で仲良くなったご家族がビタミン剤を分けてくれて、2日続けて飲んだらすっかり治った。こういう補助的なものほど、“手元にあると助かるんだな”と膝を打ちましたね」

【七味唐辛子、山椒などの調味料】

 栄養面以外の問題も出てくる。

「避難所の食事は、誰でも食べやすいように薄めの味付けにしてあるので、どうしても飽きが出てきて、食欲が落ちてしまう。配給されたみそ汁やおにぎりを食べながら、七味や山椒などで“ちょい足し”したいと何度も思いました」(東日本大震災で被災した40代男性)

【ドライフルーツ】

「食物繊維が不足して避難所では便秘になっていたのですが、一緒に避難していた友人にドライフルーツを分けてもらえて本当に助かりました。常温で長期間保存できるので、防災袋に入れておくには適していますよね」(阪神淡路大震災で被災した50代男性)

【ガム】

「たまたま持っていた通勤用のカバンにガムが入っていて、本当に助かった」

 そう話すのは、阪神淡路大震災で3週間の避難所生活を送った50代男性。

「一緒に避難した70代の父が頻尿で、普段は夜中に何回もトイレに行くんです。でも、避難所で夜中に何度も動き回るのは周りの迷惑になるから、父は夕方以降に水を飲むのを嫌がり、乾いた咳を繰り返すようになった。そこでガムを噛んでもらうようにしたら、喉に湿り気が出たのか、咳が収まってほっとしました」

【耳栓】【アイマスク】

 大勢の人が狭いスペースにひしめき合う避難所。そこでは、ストレスにつながる様々な要因がある。

「避難所には大きなイビキをかく人がいるし、夜遅くまで話し込んでいる人もいる。一方で、『うるさい』といったら人間関係がこじれてしまう。友人に耳栓を届けてもらってから、やっと眠れるようになった」(東日本大震災で1か月の避難所生活を送った70代女性)

「避難所は夜中でも小さな明かりがついているので、“暗くないと眠れない”という人はアイマスクを入れておいたほうがいい」(西日本豪雨で避難した50代男性)

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

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