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前を向く女性栄養士たち「やりがいも働きやすさも諦めない」LEOCの改革

CHANTO web のロゴ CHANTO web 2022/06/24 06:00
© CHANTO web 提供

やりがいはあるのに働き方が今のライフスタイルに合っていない ──。そういった理由で泣く泣く仕事を辞める人が少なくありません。

栄養士や管理栄養士の女性たちも、「体力的にキツい」と離職することが多かったそう。その課題を解決するため、給食事業を展開する株式会社LEOC2018年から行っているのが「キラキラ栄養士プロジェクト」です。

どんな成果が生まれているのか、実際に働く竹本満寿美さんと岡本寛子さん、プロジェクト責任者の城 孝枝(たち たかえ)さんのお話から探っていきます。

「栄養士がやりがいを持ちキラキラ輝く」ことが最終目標

── 管理栄養士の竹本さんは、普段どんな業務を担当していますか?

竹本さん:

北海道の栄養衛生管理部に所属しています。仕事は、病院や福祉施設、社員食堂などで働く栄養士のサポート業務や、「キラキラ栄養士プロジェクト 栄養士研修会」の立案、フットサルチームの栄養サポートなど、栄養士が関わる業務を幅広くフォローしています。普段は在宅勤務をしていて、状況を見ながらフレキシブルに対応しています。

株式会社LEOC主催の全国栄養士研修の様子 © CHANTO web 提供 株式会社LEOC主催の全国栄養士研修の様子 2020年2月に行われた「キラキラ栄養士プロジェクト 全国栄養士研修」の様子。写真中央左はLEOC代表取締役社長の森井秀和氏

── 竹本さんは栄養士や管理栄養士の働きやすさを実現する「キラキラ栄養士プロジェクト」のメンバーだそうですね。資格手当の付与や評価制度、また子育て支援制度を見直すなど働く環境の改革を進めていると伺いましたが、どんな思いで参画していますか?

竹本さん:

「キラキラ栄養士プロジェクト」では、メンバーたちの意見やアイデアをもとに、公認スポーツ栄養士に対する資格手当の付与、個人の普段の業務をよりきめ細かくみてやりがいにつなげる評価制度が実現されました。

栄養士がモチベーションを高く持ち、キラキラと輝き続けるために考え尽くされた提案が形になっていくことは、プロジェクトメンバーとしてもやりがいを感じます。

自分が仕事で積み重ねてきたことが評価され、認められることは成果を出し続けるうえで重要な基盤をつくると思っています。そこに対価が生まれることでより働きがいが生まれるので、これからも従業員の声を聞きながら改善すべき点がないか探り、一つひとつ形にしていきたいです。

── 竹本さんは今、LEOCのどんなところに働きやすさを感じていますか?

竹本さん:

従業員の声を聞く姿勢が感じられることでしょうか。困ったときや悩んだときには、どんな些細やことでも相談できる相手がいると思えます。

また、産休や育休を取得しやすいのは女性が多い会社ならではだと思います。私自身、もうすぐ3度目の産休取得を予定しているんです。これまで「休んでいいのだろうか」「本当に復帰できるのだろうか」と不安に思っていましたが、実際は周囲の理解があって安心して休暇を取ることができています。

また、会社が出産後も働きやすい環境づくりを従業員と一緒に進める姿勢をみせてくれているので、後に続く社員のためにも私は積極的に意見を出し、制度化につなげるなどして不安を解消していきたいです。

2万人を超える従業員全員に「働きやすさを感じてほしい」

── 続いて、同じくプロジェクトメンバーで管理栄養士の岡本寛子さんにお聞きします。普段、担当している業務を教えてください。

岡本さん:

九州地区の栄養衛生管理部に所属しています。主な業務は、栄養士たちの業務の分担や面談、勤務体制づくりなど栄養管理部全体のフォロー、商品開発のサポートなどです。

── 「キラキラ栄養士プロジェクト」では2018年の発足から3、4年かけて働く環境を見直してきました。大きな企業では制度をひとつ改善するのにも時間がかかると思います。

岡本さん:

そうなんです。プロジェクトではメンバーたちが意見を出し合って、栄養衛生管理部を中心に制度づくりを進めていきましたが、まず一つひとつ実現できたことがとてもうれしいです。

LEOCは、全国2700か所、2万人を超える従業員がいるのですが、それぞれが自分なりの思いをもって働いています。それらを汲み取りながら、どういう形が働きやすさにつながるかをメンバーで議論し、形に落とし込んでいく方法を考えます。

時間がかかり難しいこともありますが、パワフルな従業員たちの思いをなるべく形にしたいです。私たちの意見を規定改定、実行に結びつけてくれた会社の行動力も実感しています。

LEOCの栄養士トレイチェックの様子 © CHANTO web 提供 LEOCの栄養士トレイチェックの様子 栄養士のトレイチェック(病院事業所で食事内容に間違いがないかチェックする業務)

── 今の時点で課題はありますか?

岡本さん:

やはり多くの人が携わる企業なので、目指すべき、従業員全員が大満足という状態にするにはまだ不十分なところがあると思っています。社会情勢も目まぐるしく変わっているので、「それぞれの価値基準に合う形は何か」「会社が発展するためには何が必要か」という点について、アンテナを常に張っていなければと思っています。

── 多くの人が納得できる働き方を実現するためにも、会社がもともともっている良さを生かすことも有効だと思います。岡本さんは、どんなところにLEOCの良さを感じていますか?

岡本さん:

人とのつながりが感じられるところです。

関東地区の事業所勤務を経て、東海、九州、沖縄と幅広いエリアを担当してきましたが、小さなきっかけや一緒に仕事をしたつながりが新たな発展を生むこともあります。

北海道地区の竹本さんとも、「地域を越えて、一緒に研修をしましょう」と企画を考えているんです。「キラキラ栄養士プロジェクト」では、人のつながりが活かされて、多くの人にたくさん協力してもらっています。

頑張っている人が評価される仕組みづくり」でやりがいを上げる 

── 最後に「キラキラ栄養士プロジェクト」責任者の城さんにお聞きします。今後は、プロジェクトで改善された制度をもとにどんな環境をつくっていきたいですか。

城さん:

すべての栄養士や管理栄養士に対して成果が出せる取り組みを決めることは本当に簡単ではありません。

従業員の人数が多いぶん、それぞれが抱える課題も大きく異なります。全国の栄養衛生管理部のメンバーと密接に連携しながら課題を特定していますが、それでも難しいところはあります。

今後、特に重視しているのは、今回評価制度を見直したことの続きになりますが、「頑張っている人が評価される仕組みづくり」です。

現在は、頑張っている人が評価され、やりたいことができる仕組みづくり、やりがいを感じ長く働ける環境づくりにつなげられるように議論を進めています。

また、栄養士や管理栄養士のほとんどが女性になるため、「男女を超えた活躍」がいかに実現できるかも大きなポイントになると思います。そういった改革を、プロジェクトを超えて、LEOCの経営層と連携しながら進めていきたいです。

取材・文/高梨真紀 画像提供/株式会社LEOC

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