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自分を責めないで!突然の「音信不通」…その心理背景と乗り越え方とは

ヨガジャーナルオンライン のロゴ ヨガジャーナルオンライン 2020/01/15 03:00
© Getty Images

音信不通はつらい・・・

「私たちはうまくいっている♪」そう思っていた矢先に突然の音信不通。「何かあったのか」と心配になったり「どうしたらよいのか」と不安になったりと、感情が常に揺さぶられ、心穏やかではない日々を過ごすことになりますよね。せっかくうまく行っていると思っていたのに、どうして相手は音信不通という手段を取るのでしょうか。事情は様々あるかと思いますが、音信不通という手段を選ぶ人には以下のような特徴が考えられます。

なぜ音信不通にするの?2つのタイプ

「自分にふさわしくないならいらない」自己愛的なタイプ

その人はいわゆる自己愛が強い人(ナルシスト)かもしれません。自己愛が強い・ナルシストと聞くと、一般的には「自分のことが大好きな人」という印象を持つと思いますが、心理学的には、「自分は素晴らしい人だという思考が強い」「自分の周囲にいるのは才能や成功、美しさがある人であるべきと思っている」と解釈します。つまり、自分の能力や現実、他人に対しても理想がとても高いので、自分の中での基準に満たさないことが起きたり、自分の思っていることから外れている部分を見ると、「この人は自分にふさわしくない」と判断し、心のシャッターを下ろしたり、物理的に距離を置こうとします。また、このタイプの人たちは「共感力が乏しい」「相手に対して傲慢な態度を取りやすい」という特徴もあるため、「音信不通にされたら相手がどう思うか」という気持ちよりも、「自分に合わないんだから、しょうがない」「自分の考えと合わない方が悪い」という思考になりやすく、結果的に音信不通という行動を取ることに繋がってしまうのかもしれません。

「葛藤を避けたい」回避的なタイプ

回避的なタイプの場合、人と親しい関係になることを避ける傾向にあります。「この幸せが長く続かないかも知れない」という不安が常にあるため、続かないくらいなら先に自分が壊してしまおうという心理が働くのかもしれません。また、回避型タイプになる背景として、幼い頃の親からの干渉・束縛などがあります。心理学では、「相手と親密な関係になりやすい恋愛は、パートナーと親子関係を再演するということが起きやすい」と考えるため、無意識に相手と自分の親を重ね合わせ、結果回避するという行動が起きるのかもしれません。

音信不通にされてしまったら

自分に優しくする

音信不通にされることで、不安やショック、恥ずかしさ、怒りなど様々な感情が沸き上がることから、心はかなり疲弊しています。よくあるのが「何がいけなかったのか…」「私が悪かったのか」と自分を責めること。とても悲しいことですが、理由は本人のみぞ知ることです。原因探しは一旦置いておいて、ぜひ自分に優しくして、自分を癒してあげてください。自分を受け止めてくれて心許せる友人に話をすることで心が軽くなるかもしれませんし、ヨガなどで身体を動かし呼吸法・メディテーションすることで受けたストレスが少し減るかもしれません。自分に合う方法を見つけましょう。精神科医のキュブラーロスによると、喪失体験をした後は「否認(否定)→怒り→取引→抑うつ→受容」の5段階を経て回復すると言われています。音信不通はまさに喪失体験の1つ。喪失体験から回復していくための第一段階として、自分にとって心地よいこと、安心できることを選ぶのが大切です。

自分を知る

音信不通による喪失体験から感情が少し落ち着いてきたら、次の恋愛に行く前に【自分を知る】というプロセスを踏むことが大切でしょう。恋愛は相手と密接な関係になりやすく、無意識に感じている思考、それに伴なう行動が起きやすいと言われます。例えば、本来は自分には合わない人なのに、親とパートナーを重ね合わせ、つい親に似た人を選んでしまうとか、自分にはない事・物、自分がコンプレックスに感じているものを持っている人に憧れて付き合うが、性格が合わないなどです。これではミスマッチングが起きやすくなり、さらに傷つき体験が増えるばかり。自分を知ることで、本当に自分に必要なもの・事・人・恋愛を選べるようになると言えるでしょう。

音信不通を体験すると、「また同じことを体験するのではないか」という不安から、新しい恋愛に踏み出せなかったり、相手との距離を縮めるのに時間がかかったりするかもしれません。しかし、音信不通にするのは2人の関係性の問題ではなく、相手自身の問題です。ですから、必要以上に自分を責めないでくださいね。時間が必要かもしれませんが、自分を癒して、自分に必要なこと・合うことを知れば、同じ体験を繰り返さずに済みます。次の恋愛が素敵なものになることを願っています。

ライター/南 舞

臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。Instagram: @maiminami831

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