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高収入の男性ほど結婚相手に専業主婦を望まないワケ

All About のロゴ All About 2018/11/08 22:05 大木 隆太郎

ビジネスとプライベートの切り分け、実はこれが経営者/高所得者の結婚生活の本質なのです。詳しく解説しましょう。 © All About, Inc. ビジネスとプライベートの切り分け、実はこれが経営者/高所得者の結婚生活の本質なのです。詳しく解説しましょう。

一番大事なのは、ビジネスとプライベートの切り分け

最近、友人の経営者の男性(40歳前後)が、結婚1年弱でスピード離婚しました。離婚では揉めに揉め、半年くらいはそれにかかりきりだったそうで、久しぶりに会った時には随分やつれたように見えました。ビジネスだと猛獣のようにタフな彼なのですが、プライベートなトラブルには滅法打たれ弱いようでした。

そう、ビジネスとプライベートの切り分け、実はこれが経営者/高所得者の結婚生活の本質なのです。詳しく解説しましょう。

前述の友人を例にすると、一代で資産を築き上げるようなビジネスで成功している男性というのは、基本的に仕事が趣味です。何よりも仕事が楽しく、自分のエネルギーの全てを注ぎ込みます。自信に満ち溢れた彼らは恋愛関係にも不自由しないことが多いのですが、それ故に婚期は遅れがちです。

そんな彼らが結婚を決める時……数多の女性の中から「これだ!」と思った女性と強い情熱で結婚するわけなのですが、ここで男女がお互いに思い違いをしていると、友人のようにスピード離婚になりかねません。では何がいけなかったのか。

今回のケースでは“女性が「専業主婦」を希望し、男性もそれを望んだ”……ここまではいいのです。問題はその次、“その際に家庭内で生じる2つのズレ”を “双方が理解していなかった”ことです。

1.「経営者」と「専業主婦」の時間感覚のズレ

結婚で起きることは、“「恋人関係」から「夫婦関係」への移行”ですが、それによる一番大きな変化は“生活を共にすること”です。恋人関係だった時はお互いの「空き時間」を提供し合い、その中で関係を育んできましたが、夫婦関係になると男性側の「極端な多忙」が浮き彫りになります。

毎日ほぼ24時間をシビアなビジネスの現場に身を置く男性は、僅かな空き時間=女性とのプライベートな時間に「癒やし」を求めます。しかし、女性の視点から見ると、“男性は仕事にかまけて一日の大部分を女性は「放置」されている”のです。時間と暇を持て余し、“もっとかまって欲しい”という気持ちが強く、男性からの「愛情」を求めます。お互いが求めているものが完全にズレているため全くコミュニケーションが上手くいきません。両者とも満たされず、不満とストレスを溜め続けることになります。子供ができると別展開になりますが、強い情熱で結ばれたが故に「結婚してしばらくは二人でいたい」という気持ちを持ってしまっていて、それが仇になり、子作りに進む前に早くも気持ちがすれ違ってしまうパターンが多いです。

2.「経営者」と「専業主婦」の価値観のズレ

パートナーに専業主婦を望む男性は、実は、「専業主婦としての仕事=家事専門」を女性には求めていません(ただし、子育ては別として)。なぜなら、純粋な労働であれば、彼らくらいの経済力があれば家政婦さんや業者に頼めば済んでしまうからです。ですが、女性の専業主婦をしたいという希望だったり、“共働きしてもらうほど収入に困っていない”実情だったり、“女性に苦労させないのが男の勤め”というプライドだったりで、専業主婦になってもらうのです。

その本音のところを女性(ヘタをすると男性も無自覚で)が理解しておらず、なんとなくで夫婦生活を始めてしまうと、次第に「価値観」のすれ違いが浮き彫りになります。女性が「専業主婦」という役割に収まり、そこで一所懸命頑張っても、男性としては“本当はそこはどうでもいい”ので評価されないのです。男性は女性に仕事のオアシスとしての「居心地の良さ」を求めているのに、女性は「家庭」を作ることに目を向けて頑張り、お互いの「大切なもの」や「価値観」はどんどんズレていきます。これでは上手くいきません。

意外!? 高収入世帯ほど○○○否定派?

上記は一実例ですが、女性に「専業主婦」になってもらう、ということがどういうことなのか。これを男女双方が理解していないと、不幸な結末を迎える可能性がある、というエピソードでした。

もちろん、「専業主婦」になってもらうことが悪いと言っているわけではありません。ただ、「時間間隔」と「価値観」はしっかり事前に認識を合わせておくことが必須と言えます。

これを裏付ける……というと言い過ぎかもしれませんが、平成25年に厚生労働省が行った「若者の意識に関する調査」における、「結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか」の項目への回答結果についての面白い記事をご紹介します。

「専業主婦になりたいと思いますか?」という問いに対し、肯定派(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」)は全体の34.2%と多数派でしたが、回答者の世帯年収で見ると、1500万円以上の高収入世帯では肯定が12.5%と明らかに減っています。さらに、否定(「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」)でも全体では38.5%、高収入世帯では62.5%と大きな差がついています。

出典:結婚(事実婚含む)したあとは専業主婦になりたいと思いますか(愛に勝つための情報サイト 愛カツ)

この高収入世帯というのは共働きのダブルインカム世帯も含まれているので、当然かもしれませんが、総じて経済的に豊かな家庭の若者ほど、専業主婦=家に入ることを肯定的に捉えていないことがわかります。

お互いが同じ方向を向けるか、それが結婚生活の秘けつ

結婚はお互いを助け合うことで成立します。それは、お互いが何を求めているか、を理解することと言えるかもしれません。アナウンサーとスポーツ選手、スポーツ選手同士、タレント同士など、共通するものがある人や、相手のことを理解できる関係、その土台があることが、上手くいく鍵になります。

お互いが同じ方向を向けるか。「専業主婦」希望の女性、あるいは女性に「専業主婦」を希望する男性は、もう一度そこをきちんと考えてみましょう。向く方向は「家庭」でも「仕事」でも構いません。大切なのは、二人で話し合って決めることです。

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