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老舗「ディッキーズ」のワークパンツが生まれ変わった!さまざまなブランドとコラボ(池田保行)

日刊ゲンダイDIGITAL のロゴ 日刊ゲンダイDIGITAL 2022/06/24 06:30 日刊ゲンダイDIGITAL
(提供写真) © 日刊ゲンダイDIGITAL (提供写真)

【10歳若く見えるカジュアルの極意】

ジーパンの生みの親が「リーバイス」なら、ワークパンツを誕生させたのは「ディッキーズ」だ。リーバイスのジーンズは1800年代後半、ゴールドラッシュに沸く西海岸で金を採掘する鉱山労働者のために作られた。

■名品ディッキーズの「874」

一方、ディッキーズのワークパンツは1967年、第2次大戦後に石油の採掘が行われていたテキサス州で、油田労働者のために仕立てられた。リーバイスのことを愛着を込めて「501(R)」と呼ぶように、ディッキーズも「874」と数字で呼ぶのがファッション業界関係者とファンの間では正式だ。

シルエットはあくまで太く、ベルトを通すループ幅も4センチと太いのが目印。化繊を混紡した生地が使われているので耐久性に優れている。表面はしっかりと糊付けされており、はき込んで洗い込むほどに味わいが増す。そのうえセンタークリース(折り目)がしっかり入っているのでスタイリングが上品で、大人っぽく仕上がるのも特徴的だ。いま、この874に注目する多くのファッションブランドとデザイナーが、さまざまなかたちで協業している。

たとえばセレクトショップのエストネーションは、874をベースにしながらシルエットを裾に向かって細くし、丈も短めにくるぶしを見せてはけるように再構築(写真)している。

センタークリースは糸で縫い付けられているため、半永久的に取れない仕様。素材も伸縮性と撥水性あるポリエステルストレッチ素材を採用して、一見、アメカジ由来のワークパンツには見えないほど現代的に焼き直してみせた。

ディッキーズのワークパンツは、80~90年代にスケートボードなどのストリートスポーツに興じる若者たちの間で大人気となった。転んでも破れにくく、価格も安価で買いやすかったからだ。以来、ディッキーズ=若者の定番という図式が定着しているのだが、かつて少年だった大人たちにとってもはきやすく馴染みもいいはずだ。久しぶりにディッキーズ、はいてみたくなった。

(池田保行/ファッションエディター&ライター)

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