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失敗しない「革靴用クリーム」はどれ? おすすめ商品や塗り方を紹介

マイナビニュース のロゴ マイナビニュース 2019/08/27 10:33 マイナビニュース

ビジネスマンに欠かせないアイテムである「革靴」ですが、日頃からお手入れはしていますか?

「なんだか難しそう」「めんどくさいし、よくわからない」と思う方も多いと思いますが、見た目の印象は「足元」で変わるもの。革靴の手入れについてしっかりとした基礎知識を蓄え、日頃から実践することで、より印象のよいビジネスパーソンになるための一歩を歩んでいきましょう。

© マイナビニュース

革靴の手入れにはさまざまな道具が必要になってきます。各種用具の使い方を理解しましょう(撮影協力 : マイナビパートナーズ)

なぜ革靴の手入れが必要なのか?

そもそも、革靴にはなぜ手入れが必要なのでしょう。

その大きな理由に、「革を長持ちさせるため」「見た目を良くするため」の2つがあります。

1.革を長持ちさせるため

革とは、哺乳動物などの皮膚をはぎとったものに防腐処理を施した原皮(げんぴ)を、服や手袋などの柔らかい革、靴の底や鞄のように硬い革など、用途に応じて加工したもののことです。

革は人間の肌のようにコラーゲンを大量に含んでおり、一定の油分や水分の補給を必要とします。それが製品となることで、油分・水分が補給できなくなると、乾燥と劣化が一気に進みます。

そこで、革に油分・水分、すなわち必要な栄養と潤いを適度に与えることによって、より強く長持ちさせる、というのが革靴に手入れが必要な理由の1つです。

お気に入りの靴を長期間愛用し続けるには、こまめな手入れが欠かせません。

2.見た目を良くするため

1日中履き続ける革靴には、傷や汚れなどのダメージが蓄積されていきます。そのまま放置しておけば、傷が目立って色あせも起こし、見た目の印象が悪くなるのは言うまでもありません。

傷をカバーするように磨き上げ、色ツヤや光沢を出すことで、きれいな見た目を保つことも手入れの大事な目的の1つです。

革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム

革靴は大事に手入れをすることで、長く履き続けることができます

靴磨きに「クリーム」が必要なワケ

革靴の手入れには、クリームが欠かせません。ではなぜクリームを使う必要があるのでしょうか? その効果について詳しく見てみましょう。

靴に栄養と潤いを与えるため

「革靴とクリーム」の関係は、よく「人間の肌と化粧水」の関係に似ていると言われます。乾燥した人の肌に適度な栄養と潤いを与え、肌のキメを整えるために化粧水を塗りますよね。これと同じ原理で、革靴も乾燥に非常に弱い一面があります。栄養と水分を与えて表面を整え、革を長持ちさせるためにクリームを使用します。

靴磨きの頻度は多すぎず少なすぎず、目安は月に1回ほど

クリームはシューズショップのシューケア用品コーナーで購入することができますし、アマゾンなどの通販サイトでも品ぞろえ豊富に用意されています。

クリームを塗布する頻度については、普段どれぐらい履くかの具合によって変わってきますが、目安は1カ月に1回程度です。頻繁に磨きすぎると革に過剰なダメージを与え、厚塗りになったクリームがひび割れたり、余分なクリームに汚れが付着してかえって見栄えが悪くなったりしますので注意しましょう。

クリームにはどんな種類がある? おすすめの商品は?

クリームにはさまざまな種類があります。ここでは、その主な種類と特徴をご紹介します。それに合わせて、革の種類とそれに適したクリームについても見てみましょう。

1.乳化性クリーム

まず、必ず1つは持っておきたいのが「乳化性クリーム」です。

このクリームは革に潤いを与えることを目的として使うもので、「水分・油・蝋(ろう)」から構成されています。乳化性クリームの特徴は、柔らかく扱いやすいこと。革に馴染ませることで栄養と潤いを与えるほか、表面に自然な光沢を出すことができます。

乳化性クリームには、無色タイプに加えて、靴の色に合わせたカラーバリエーションがあり、色あせた部分の補正効果もあります。とはいえ、靴とまったく同じ色のクリームを探すのは難しいでしょう。なるべく靴と同系色のクリームを選ぶか、または少し薄めの色を選ぶことをおすすめします。

また、「黒色」にしか見えない靴であっても、実は濃紺色であった、ということもあります。不安な場合には、事前に手入れしたい靴の写真を撮影しておき、シューズショップの店員さんに聞いてみる、というのもいいでしょう。

乳化性クリームでおすすめしたいのは、BootBlack(ブートブラック)のBBクリーム55です。革なじみが良く色ムラも出にくいので使いやすく、キレイな仕上がりが期待できますよ。

革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム
革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム

「ブートブラック」BBクリーム55。さまざまなカラーバリエーションがあります

2.デリケートクリーム

乳化性クリームの中には、「デリケートクリーム」と呼ばれるものがあります。これは、ほかのクリームと構成している成分が「水分・油・蝋」であるという点では大きく変わらないのですが、そのほとんどが水分であることが特徴です。

そのため、クリームというよりはどちらかというとジェルやゼリーのような質感のものが多く、伸びが良く軽い使い心地です。

特に、栄養と潤いを与えることを目的としながらも、厚塗りやシミになる心配が少なく手入れが難しい革に対しても使われます。こちらのクリームは無色ですので革の色に合わせる必要はありません。

デリケートクリームでおすすめしたいのは、M.MOWBRAY(M.モゥブレィ)のデリケートクリーム2026です。伸びが良くて使いやすく、かつ高い保湿力を持っているため、靴の栄養補給や保湿に高い効果を期待できます。また、スエードなどの起毛革や爬虫類革などの特殊なものをのぞき、さまざまな革製品に使える汎用性の高さもおすすめポイントです。

3.油性クリーム

これまで紹介したものとは異なり、「油分・蝋」が主成分となっているのが「油性クリーム」です。よりツヤのある光沢を得ることを目的に使います。乳化性クリームと比較すると、使い心地としては、少し伸ばしにくい印象があります。

こちらは油分を多く含むため、使用頻度が高すぎると、色あせやシミなどの原因になります。ツヤが気になるときに使用する程度にしておくのがよいでしょう。

油性クリームの中でおすすめしたいのは、SaphirNoir(サフィールノワール)のクレム1925です。油分としてシアバターを使用しているため、非常に伸びがよく、使い心地をよくしながらも深みのある光沢を生みます。

革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム

「サフィールノワール」クレム1925

【そのほか】油性ワックス

最後に、正確にはクリームとは別のものではありますが、「油性ワックス」というものもあります。こちらは、主成分が「油分・蝋」である点では油性クリームと似ていますが、水分がほとんど含まれておらず固形であることが特徴です。

クリームに比べると塗りこむ際には伸ばしにくい面があるため、水滴を1滴加えて塗る、などの行程が必要になります。使用後は、鏡面のような強力なツヤのある仕上がりになるため、見た目をとにかく輝かせたいときにはワックスを使うのがおすすめですよ。

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ワックスを用いることで、表面を鏡面のように仕上げることもできます

革の種類には何がある? それに適したクリームとは?

なぜ複数のクリームがあるのか? それは、靴の種類に応じて適切な機能が異なるためです。靴磨き用のクリームを購入する前には、まず手入れをしたい靴がどのようなものであるのか、改めて確認しておきましょう。ここでは、ビジネスシューズに多い3つの種類を紹介します。

アニリン革

「アニリン染料」で染められた革で、革そのものの風合いを楽しめるのが魅力です。そのかわり、色あせ・色ムラなどを起こしやすい面があるのでデリケートクリームを使うのがよいでしょう。

ヌメ革

タンニンでなめした革のことで、非常に丈夫であることが特徴です。クリームを使用せず自然に経年劣化させて楽しむこともできます。光沢を出したいときには、油性クリームを使うことをおすすめします。

スエードレザー

革の裏面を起毛させた革のことです。この靴の手入れをする際には、スエード専用のクリームだけを使用するようにします。

革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム
革靴 クリーム © マイナビニュース 革靴 クリーム

手入れをしたい靴の種類に応じた適切なアイテムを選択しましょう

クリームを使用した磨き方

クリームを使用した靴の磨き方には一連の流れがあります。以下、詳しく見てみましょう。

1.シューキーパーで革を張る

まずシューキーパーを準備し、革がピンと張るように靴に入れます。靴ひもはできれば事前に外しておきましょう。シューキーパーとは洋服で例えるとハンガーのようなもので、余分な湿気を吸い取りながら靴の形を整えることができるので、ぜひ持っておきましょう。

シューキーパー 靴 © マイナビニュース シューキーパー 靴

シューキーパーを靴にセットします。用意がなければこの工程は飛ばしても問題ありません

2.ほこりを取り除く

次に、馬毛のような毛先が柔らかいブラシで靴全体をブラッシングし、ほこりなどを取り除きます。

靴 ブラッシング © マイナビニュース 靴 ブラッシング

靴の汚れをとっていきます

3.クリーナーで汚れを取り除く

その後、ステインリムーバーなどのクリーナーをクロスに染み込ませて、ブラッシングでは落としきれなかった、細かな汚れや汗や古いクリームなどを取り除いていきます。このとき、革は水に弱いので、クロスは必ず乾いたものを使用しましょう。

靴磨き クリーナー © マイナビニュース 靴磨き クリーナー

細かな汚れを丁寧にとっていきます

4.革にクリームを塗り込む

ブラッシングが終わったら、クロスに乳化性クリームを薄く取って、革に塗り込んでいきます。これを2、3回繰り返します。

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クリームを繰り返し塗り込みます

5.クリームを均一に馴染ませる

豚毛のような毛先が硬いブラシで全体をブラッシングし、クリームを広く均一になじませていきます。少し力を入れて強めにブラッシングすることがコツです。そうすることで、次第にツヤのある光沢が出てきます。

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ブラッシングを繰り返します

6.完成

最後に、クロスで丁寧に磨きあげて完成です。

ここからさらにツヤを出したい場合には、4から6までのステップを油性クリームで行うと、より光沢のある仕上げにすることができます。

【知っておくと便利】雨に濡れたときの手入れ方法

革は水にとても弱いので、雨の日に履いた後にはケアが必要になります。続けて、雨の日に実践したい靴のケア方法についても簡単に解説いたします。

まずは、雨水や跳ねて付いた汚れをクロスで拭きとります。

次に、靴の内側の湿気を吸い取るために、丸めた新聞紙を中に入れます。このとき、靴用の乾燥剤や木製のシューキーパーを使うとなお良いでしょう。

形を整えたら、通気性のよい場所で半日以上乾かします。このとき、直射日光の当たる場所や急激に温まるような場所は、革が硬くなる要因となるので避けていくださいね。

靴が乾いた後は、通常の磨き方の手順で磨いていきます。最後に防水スプレーで仕上げて、完成です。

【1分でおさらい】この記事を動画で見る

まとめ

革靴を長く愛用し、自分の見た目を演出する一部として効果的に機能させていくには、日頃からの適度な手入れが欠かせません。靴ごとに適したクリームを正しく使用して、栄養と潤いと光沢を与えることで、より強く美しく保ち続けることができるようになります。

そのためには、必要な基礎知識に加えて、実際に手入れをしてみる実践を繰り返していくことが一番の近道。革靴ごとの扱い方を手になじませ、ビジネスの強力なツールとしても使用していきたいものです。

© マイナビニュース

靴はしっかりと手入れをして、足元から印象をよくしていきましょう

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