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元国税芸人さんきゅう倉田の「役に立ちそうで立たない少し役に立つ金知識」 第73回 初めての人から、仕事の依頼が来て呼ばれても、伺ってはいけないよ

マイナビニュース のロゴ マイナビニュース 2018/11/07 20:25 さんきゅう倉田

元国税局職員さんきゅう倉田です。好きなマークは「ダイヤ」です。

損をしないためにリスクを管理することは、とてつもなく重要です。リスクを管理しない人からは、運も逃げてしまいます。

個人で仕事をしていると、会ったこともなく、素性もわからない人や会社から仕事の依頼がくることがあります。主な連絡方法は、メールです。メールで、仕事の依頼をしたい旨が書かれていて、場合によっては、予算や日程も記載されています。条件が合えば、「お願いいたします」と仕事を受けるでしょう。すると、大抵、「打ち合わせをしたいのですが……」となります。

そこで、「打ち合わせをしたいのですが、弊社までお越しいただけませんか」と言われたら危険です。

仕事を依頼したい、と言いながら相手を呼びつけるなんてマナーに反しています。あなたを軽んじているのかもしれません。そういう依頼主は、成約に至らない場合も多く、成約したとしても値引き交渉をしてくる可能性が高い。

これから仕事をするつもりなのにこちらのプロフィールを調べていなかったり、講演や連載の依頼なのに著書も買わずに「本ください」などと平気で言ったりするような危険思想の持ち主です。

「仕事をくださりありがとうございます」という気持ちは大切ですが、どこの馬の骨ともわからない人間のところに、のこのこと出向いてはいけません。不明な人物から依頼があった場合は、特別な理由がない限りこちらの指定する場所に来てもらいましょう。

打ち合わせだけで終わる、あるいは、通常より低い金額を予算として提示されるリスクに備えて、移動時間を抑えます。平気で時間を無駄にし、リスクを考えられない人は、運にも見放されて、利益を得る確率を下げてしまいます。神様は、何も考えずに、危険に飛び込む人間に味方しません。ぼくが以前、合コンで会った女性にこんな人がいました。

東京は人が多いので人とぶつかりそうになる、という話になったときのことです(どうして、合コン中にそんな話になったんでしょう)。ぼくはぶつかるのが嫌なので、かなり前方に注意しながら歩いていると話しました。しかし、そこにいた女性の一人が、「あたしは絶対に避けない」というのです。

前から歩いてきた人とぶつかりそうになっても、相手が避けないことに腹が立つらしく、自分からは絶対に避けないのだそうです。どちらかが避ければいいと思うのですが、その女性は、むしろ、ぶつかりに行くこともあるそうです。24歳のアパレルの女性でしたが、ぼくは「アブナイやつだな」と思いました。

彼女は、避けなかった場合のリスクを何も考えていない、愚か者です。愚か者の世界大会があったら、アメリカ代表にもやすやすと勝てるでしょう。もしぶつかったら、接触して服が汚れるとか、転倒して怪我をするとか、絡まれて時間を奪われるとか、そういったリスクを考えていないのです。

一度ぶつかって何もトラブルが起きなくとも、そういうすっとこどっこいは、他の場面でもそういうことをしていて、常に危険と隣り合わせに生きています。損害があった場合は、その修復や補填にコストがかかり、資産が減ってしまう。彼女は、仕事でも同じように、個人的な感情を優先して無駄なリスクを取り、会社や同僚や取引先に損害を与えるでしょう。そういう人は、本来支払う必要のないお金を支払う機会が多くなります。

きっと、財布をなくしたり、iPhoneを落としてバキバキにしたり、Amazonでもっと安く買えるのによく調べずに最高値で買ってしまったりします。リスクの先にどんなことが起こるのかということに思いを馳せられない、想像力の弱い人間は、どんな場合もババを掴まされて、永遠に上がることができません。

© マイナビニュース

リスクやコストは、同じテーブルの上で、ジョーカーとして、プレーヤーの間を行き来します。しかし、あなたは、そのテーブルにつかないという選択をすることができます。テーブルにあるリスクとリターンをよく見てから、自分の行動を決めると良いとでしょう。

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さんきゅう倉田の初の著書が発売されました。ぼくの国税局時代の知識と経験、芸人になってからの自己研鑽をこの1冊に詰めました。会社員やパート・アルバイトの方のための最低限の税の情報を、たのしく得られます。購入は コチラ

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さんきゅう倉田

芸人、ファイナンシャルプランナー。2007年、国税専門官試験に合格し東京国税局に入庁。100社以上の法人の税務調査を行ったのち、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに。ツイッターは こちら

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