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アップルが中国の検閲に直面ー最新サービスの多くは利用不可

Bloomberg のロゴ Bloomberg 2019/11/08 15:56 Mark Gurman

(ブルームバーグ): アップルは最新サービスを続々と提供しているが、中国の「iPhone(アイフォーン)」ユーザーはその多くを利用することができない。ポッドキャスト番組の選択肢は限られているし、「アップルTV+(プラス)」は配信されていない。ニュース購読サービスやゲームの定額サービス「アップル・アーケード」も利用できないといった有様だ。

  アップルは長年、鮮明なディスプレーや高速プロセッサーなどを装備したハードウエアで、世界最多の人口を有する中国市場で躍進を遂げてきた。同社は、米フェイスブックやアルファベット傘下のグーグルを中国市場から閉め出すことになったコンテンツをほとんど販売しなかった。しかし、アップルはデジタルサービスの主要なプロバイダーになりつつあり、ライバル企業がたどった運命を必死に避けようとしている。

Apple Can't Bank on Services in China © Bloomberg Apple Can't Bank on Services in China

  アップストアや電子書籍、ニュースやビデオのほか、ポッドキャスト、音楽などのサービスは、アップルを情報プロバイダーという、より不安定な立場に置き、権威主義的な中国政府によるオンラインの取り締まり強化という荒波にさらしている。

  ループ・ベンチャーズの共同創業者で長くアップルを担当しているアナリスト、ジーン・マンスター氏は「中国ではサービスを巡って逆風が吹いており、どのサービスが利用可能か不明だ」と指摘。「それは、米国企業が中国でどのように事業を行うことができるかといった中国との問題をより広範な形で示唆しており、長期にわたりアップルのサービスに対して逆風が吹き続ける可能性が高い」と述べた。

  「iメッセージ」などの標準サービスは中国で使えるが、アップルに経常的な収益をもたらす有料サービスの多くは中国では利用できない。クレジットカードの「アップルカード」など同社が今年発表した4つの新サービスのほか、「iTunes(アイチューンズ)ストア」といったよく知られたサービスも中国国内ではアクセスできない。

  これは投資家にとって懸念材料となっている。アップルは将来の収益や利益の面でこれらサービスへの依存度を高めようとしているためだ。同社が、世界最大のインターネット市場である中国でこれらのサービスを提供できない場合、成長を続けることは難しくなる。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏によると、アップルのサービス収益の約10%は中国からのもので、同国はアイフォーンの売り上げの約18%を占めている。アイブス氏は「サービスというジグソーパズルのピースで欠けているのは中国だ」と語った。 アップルの広報担当者はコメントを控えた。

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原題:

Apple Services Censored in China Where Devices Flourish(抜粋)

--取材協力:Yuan Gao.

記事に関する記者への問い合わせ先:Los Angeles Mark Gurman mgurman1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alistair Barr abarr18@bloomberg.net, Andrew Martin

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