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ドル・円が一時114円台、衆院選与党圧勝で3カ月ぶり高値後は伸び悩む

Bloomberg のロゴBloomberg 2017/10/23 池田 祐美

BC-ドル・円が一時114円台、衆院選与党圧勝で3カ月ぶり高値後は伸び悩む

BC-ドル・円が一時114円台、衆院選与党圧勝で3カ月ぶり高値後は伸び悩む
© 池田 祐美

(Bloomberg) -- 東京外国為替市場のドル・円相場は一時1ドル=114円台に乗せ、約3カ月ぶりの高値を付けた。衆院選での与党の圧勝を受けて、安倍晋三政権の経済政策が継続されるとの見方からドル買い・円売りが先行。その後は伸び悩む展開となった。

  23日午後3時50分現在のドル・円相場は前週末比0.2%高の113円73銭。午前に114円10銭まで上昇し、7月11日(114円49銭)以来のドル高・円安水準を付けた。ただ、上値は重く、午後は113円62銭まで上げ幅を縮小する場面もあった。円は主要16通貨に対して全面安。

  野村証券の池田雄之輔チーフ為替ストラテジストは、「今回の与党大勝により安倍政権の継続が確定的となり、黒田日銀が続投する可能性を含め現状の積極緩和姿勢が続く可能性が高まった。現状維持ではあるものの、すでに利上げ局面に入っている米・カナダに続き、来月には英国、さらには来年末までに欧州中央銀行(ECB)が利上げを検討する公算が大きく、他の主要中銀との差は目立ってくる」と指摘。「日銀は主要7カ国(G7)で最も利上げに遠い中銀との位置付けをますますはっきりさせる見込み。円は最も売りやすい通貨となろう」と述べた。

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  上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉部長は、「ドル・円は114円台に乗せたが、日本株も利益確定で上値が抑えられている。ドル・円の上値を抑える要因が利益確定であれば押し目待ち、短期的なショートポジションの構築であれば、海外株式次第で7月高値の114円半ばは超えそう」と述べた。

  安倍首相は23日、衆院選結果を受け、自民党本部で記者会見し、「今まで以上に謙虚で真摯(しんし)な政権運営に全力尽くす。選挙で約束した政策を実行し、結果を出す」と発言した。

  この日の東京株式相場は続伸。日経平均株価は前週末比239円01銭(1.1%)高の2万1696円65銭で取引を終了。15連騰となり、過去最長続伸記録を更新した。

  SMBCフレンド証券の岩下真理チーフマーケットエコノミストは、「選挙以降の市場動向は見方が分かれていたが、予想通りの与党圧勝でアベノミクス継続を好感し、株高・円安で反応している」と説明した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%安の1ユーロ=1.1765ドル。一時は1.1751ドルと18日以来のユーロ安・ドル高水準を付けた。

  ECBは、26日に政策委員会を開く。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査によると、ECBが毎月購入する資産は2018年に月額300億ユーロ(約4兆円)と、半分に縮小される見通し。

--取材協力: 小宮弘子 、 酒井大輔 、 船曳三郎

記事についての記者への問い合わせ先: 東京 池田 祐美 yikeda4@bloomberg.net.

記事についてのエディターへの問い合わせ先: 丸田不可志 fmaruta@bloomberg.net, 青木勝

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