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串カツ田中が「食べ放題」を通年化 徐々に進む“ファミレス化”

ITmedia ビジネスONLiNE のロゴ ITmedia ビジネスONLiNE 2018/08/07 15:05

 串カツ田中は8月16日から、平日の午後6時までに来店したお客を対象に「ほぼ全品食べ放題コース」と「串カツ食べ放題コース」を提供する。実施するのは81店舗で、1店舗につき1日30人限定。利用するためには前日までに予約する必要があり、制限時間は120分(90分ラストオーダー)だ。

 ほぼ全品食べ放題コースは、大人が2354円、小学生以下が1177円、6歳以下が518円、3歳以下は無料となっている(いずれも税込、以下同)。メニューにある串カツと一品料理のほとんどが食べ放題となるが、一部店舗では対象外の商品もある。

 串カツ食べ放題コースは、大人が1598円、小学生以下が799円、6歳以下が410円、3歳以下が無料となっており、メニューにある串カツほぼ全てが対象となる。

 串カツ田中は2015年から串カツ食べ放題を期間限定で実施してきたが、お客からの評判がよかったことを踏まえ、串カツ以外のメニューも食べられるように改良して通年展開することにした。串カツ田中ホールディングスの広報担当者によると、これまでの食べ放題は1年のうち1週間程度しか実施しなかったということなので、大幅なサービス拡大といえる。

●全面禁煙化で客層が変化

平日の午後6時までに来店すれば食べ放題となる © ITmedia ビジネスオンライン 平日の午後6時までに来店すれば食べ放題となる

 今回の戦略の背景にあるのは、店舗の全面禁煙化を踏まえ、若者や土日以外のファミリー層の来店動機を高めることにある。

 串カツ田中は6月1日から立ち飲み形式の3店舗を除く全国の181店舗を全面禁煙化した。6月中の直営店(86店舗)における来客数でみると、家族連れや20代以下の男女グループが増えた一方、会社員の男性グループや30代以上の男女グループが減るという結果となった。さらに、早い時間帯の売り上げが増えるといった結果が出ている(関連記事:「全面禁煙化」から1カ月 串カツ田中が得たもの、失ったもの )。

●若者やファミリー層向けサービスを強化

 昼飲みやファミリーの昼食需要に対応するため、串カツ田中は8月1日から76店舗で営業時間を変更している。具体的には、土曜・日曜の開店時間と閉店時間を繰り上げたり、平日の閉店時間を早めたりといった内容だ。同社はリリースで、期待する効果として「潜在顧客の掘り起こし(日中のママ会など)」「昼飲み、昼食利用の需要に対応」を挙げている。

 記者は東京都内で子育て世帯が多い地域に住んでいるが、日曜日の正午以降、ベビーカーを店内に持ち込むママ友グループや、家族連れのお客を見かけることが増えたように感じる。土曜日・日曜日・休日のファミリー層向けの需要を満たしているようだ。

 串カツ田中はファミリー層を呼び込むため、メニューやサービスの面でもさまざまな工夫をしている。小学生以下を対象に、ソフトクリームや手作りたこ焼きを無料にしたり、店員とじゃんけんで買ったらドリンクが無料になるといった具合だ。さらに、店舗によっては、カプセルトイを設置しており、店員から渡される専用のメダルを使えば、次回来店時に使えるサービス券が入手できるようになっている。子ども用いすが用意されている店舗もあり、メニューには「おこさまプレート」もある。

 このようにみると、串カツ田中は全面禁煙だけでなく。ファミリー層向けのサービスを強化することで“ファミレス化”しつつある。今回の食べ放題サービスの導入で、土日以外のファミリー層や若者の需要を取り込めるかが注目される。

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