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債券は下落か、米長期金利上昇で売り先行-20年債入札結果を見極め

Bloomberg のロゴBloomberg 2017/03/13 三浦和美
BC-債券は下落か、米長期金利上昇で売り先行-20年債入札結果を見極め © 三浦和美 BC-債券は下落か、米長期金利上昇で売り先行-20年債入札結果を見極め

(Bloomberg) -- 債券相場は下落が予想されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控えて、前日の米国債市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見込み。市場ではこの日実施の20年利付国債の入札結果を見極めようとする姿勢も強い。

  14日の長期国債先物市場で中心限月6月物は149円台後半での推移が予想されている。夜間取引は149円85銭と、前日の日中終値比5銭安で引けた。

  東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、「FOMCへの警戒感などから今日の相場はおおむね軟調に推移」と予想する。20年債入札については、「昨日の地合いからすれば不安は減じたと判断できよう。他ゾーン対比魅力的で、入札結果を受けて展開が変化する公算もある」とみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値0.085%を上回る水準での推移が予想されている。佐野氏はこの日の予想レンジを0.085%~0.095%としている。 

米債下落

  13日の米国債相場は下落。10年債の利回りは前週末比5ベーシスポイント(bp)上昇の2.63%。14日から2日間の日程で始まるFOMCに注目が集まる中、社債発行の増加が重しとなった。市場は年内3回の利上げをほぼ織り込んでいる。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、米債安について、「週内に社債発行が相次ぐことに伴う需給悪化の懸念が重しになった。また、FOMCにおいて年内利上げペースが『年内3 回』から『年内4回』などに加速するシナリオが意識された面もあった」と分析した。

20年債入札

  財務省はこの日、20年利付国債の価格競争入札を実施する。償還日が前回債より3カ月延びて160回債となり、表面利率は0.7%が見込まれている。発行予定額は前回と同じ1兆1000億円程度となる。

  三菱モルガン証の稲留氏は、「クーポンは0.7%と昨年2月債以来の高水準になる公算だ。水準的な見映えは良い。投資家による来年度に向けた早めの残高確保需要や復活しつつあるローリング効果狙いの買いが入ってくれば、入札が崩れる公算は小さい」と指摘。「今日は前場に売りが優勢となった後に、入札を無難に通過することで後場に下値を固める展開」を予想している。

過去の20年債入札結果はこちらをご覧下さい。

記事についての記者への問い合わせ先: 東京 三浦和美 kmiura1@bloomberg.net.

記事についてのエディターへの問い合わせ先: 崎浜秀磨 ksakihama@bloomberg.net, 山中英典

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