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安全資産に買い殺到=金は6年4カ月ぶり高値

時事通信 のロゴ時事通信 2019/08/14 14:05
ドイツ南西部プフォルツハイムの精錬所で保管されている金塊など=4月1日、独プフォルツハイム(AFP時事) © 時事通信 提供 ドイツ南西部プフォルツハイムの精錬所で保管されている金塊など=4月1日、独プフォルツハイム(AFP時事)

 【ロンドン時事】米中貿易摩擦に端を発した世界経済の減速懸念が強まる中、株などリスク資産から逃げ惑うマネーが安全資産に殺到している。代表格の金は約6年4カ月ぶりに1オンス=1500ドルの大台を回復。円や先進国の国債に対する「質への逃避」買いも顕著だ。

 ロンドン市場では8月、金現物相場が急伸。7日に2013年4月以来となる1500ドル台を付けた後、高値圏にとどまっている。

 外国為替市場では、円とスイス・フランの上昇が目立つ。12日の円相場は1ドル=104円台が目前に迫った。一方、アルゼンチン・ペソが急落するなど、新興国通貨は軟調だ。

 債券市場では先進国の国債が買われ、米長期金利の指標である米国債10年物の利回りは16年10月以来の低水準となった。ドイツやフランスの長期金利はマイナス圏に沈み、史上最低を更新している。

 背景には投資家のリスク回避姿勢の強まりがある。世界各国の中央銀行は利下げにかじを切ったが、緩和マネーが向かう先は安全資産だ。

 英CMCマーケッツのアナリスト、デービッド・マッデン氏は「香港のデモの状況は悪化し、英国が欧州連合(EU)から合意なく離脱する可能性も高まっている。世界経済の悪化や米中貿易摩擦など、悪いニュースばかりだ」と指摘した。 

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