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日本株は4日ぶり反落、北朝鮮の威嚇やまず-円安一服や中国減速感も

Bloomberg のロゴBloomberg 2017/09/14 鷺池秀樹
BC-日本株は4日ぶり反落、北朝鮮の威嚇やまず-円安一服や中国減速感も © 鷺池秀樹 BC-日本株は4日ぶり反落、北朝鮮の威嚇やまず-円安一服や中国減速感も

(Bloomberg) -- 14日の東京株式相場は4営業日ぶりに反落。北朝鮮の威嚇がやまず、為替市場での円安一服や中国経済統計の伸び悩みも影響し、午後の取引で下落傾向が顕著になった。銅価格の続落も響いた非鉄金属のほか、鉄鋼など素材株が安い。電機や精密機器など輸出株、情報・通信株も軟調。

  TOPIXの終値は前日比5.20ポイント(0.3%)安の1632.13、日経平均株価は58円38銭(0.3%)安の1万9807円44銭。

  しんきんアセットマネジメント投信の鈴木和仁シニアストラテジストは、「9日の建国記念日通過でいったん懸念が後退していたところにネガティブな声明が出て、北朝鮮への警戒感が若干高まった」と指摘。連騰の反動で買いの手が止まりやすかった上、国連安全保障理事会の制裁強化で何らかの挑発に出る可能性があり、北朝鮮情勢は「10月10日の労働党創建記念日まですっきりしない」とも話した。

  朝鮮中央通信は14日午前、「日本列島は核爆弾により海に沈められなければならない」との北朝鮮の報道官声明を伝えた。

  また、中国の国家統計局が発表した8月の工業生産は前年同月比6%増と市場予想の6.6%増を下回り、小売売上高や固定資産投資の伸びも前月からやや減速。しんきんアセットの鈴木氏は、「この程度の下振れなら許容範囲だが、中国株が下がったこともあり、非鉄や鉄鋼など中国関連業種は売られやすかった」と言う。きょうの中国上海総合指数は0.02%安で始まった後、0.7%安まで下げた。

  為替市場では午後の取引で円安の勢いが一服。午前のドル・円は一時1ドル=110円70銭台と1カ月ぶりのドル高・円安水準に振れたが、その後はおおむね110円40ー50銭台で推移した。きょうの日本株は小動きで始まり、米国の物価指標改善などを支援材料に午前半ばにかけ上昇すると、TOPIXは一時1642.56と8月7日の高値を抜け、2015年8月以来、2年ぶりの日中高値を更新。午後は一転、マイナス圏で取引された。

  マネックス証券の広木隆チーフ・ストラテジストは、チャートからみた短期過熱感に言及。今週に入り急伸したTOPIX、日経平均はともに3日連続で窓を開けるいわゆる「三空」となっていたため、「定石通り『三空に売り向かえ』で、利益確定売りが出やすかった」とみている。

  東証1部33業種は空運や非鉄金属、精密機器、情報・通信、不動産、鉄鋼、証券・商品先物取引、銀行、電機など26業種が下落。石油・石炭製品や繊維、その他金融、鉱業など7業種は上昇。非鉄は、13日のロンドン銅価格の続落が嫌気され、石油や鉱業はニューヨーク原油価格が5週ぶり高値を付けたことがプラスに寄与した。

  売買代金上位ではソニーやコマツが売られ、世界で初めて実用化した燃料電池触媒の業績織り込みにみずほ証券が慎重な見方を示した日清紡ホールディングスは急反落した。半面、モルガン・スタンレーMUFG証券が目標株価を上げた東レ、四半期営業増益のアインホールディングスが高く、防衛関連銘柄の石川製作所は急伸。

  • 東証1部の売買高は16億6250万株、売買代金は2兆2502億円
  • 上昇銘柄数は683、下落は1231

記事についての記者への問い合わせ先: 東京 鷺池秀樹 hsagiike@bloomberg.net.

記事についてのエディターへの問い合わせ先: 堤紀子 ntsutsumi@bloomberg.net, 院去信太郎

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