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日産、新型リーフ発表 航続距離を大幅に伸ばす

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2019/01/09 20:33 毎日新聞
電気自動車「リーフ」の新モデルを披露する日産自動車のダニエレ・スキラッチ副社長(右)と星野朝子専務執行役員=横浜市の日産グローバル本社で2019年1月9日、松本尚也撮影 © 毎日新聞 電気自動車「リーフ」の新モデルを披露する日産自動車のダニエレ・スキラッチ副社長(右)と星野朝子専務執行役員=横浜市の日産グローバル本社で2019年1月9日、松本尚也撮影

 日産自動車は9日、主力の電気自動車(EV)「リーフ」に航続距離を大幅に伸ばした新モデル「リーフe+(イープラス)」を追加すると発表した。昨年12月の乗用車販売が前年同月比1割減に落ち込むなど前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)逮捕による混乱の影響がちらつく中、新型車投入でブランドイメージの向上を図る。

 「世の中にクルマを超えた価値を提供する。日産は人々をより豊かな世界に導く」。9日に横浜市の日産グローバル本社で開かれたリーフe+の発表披露会で、ダニエレ・スキラッチ副社長は誇らしげに語った。

 リーフe+は、現行モデルの約1.5倍の容量のリチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で走れる距離を約40%増の458キロメートルに伸ばした。災害時などには非常用電力にもなり、従来より1日長い4日分の家庭の電力をまかなえるようにした。23日に国内で発売し、今春以降に欧米にも投入する。価格は税込み416万2320円から。

 日産では2018年、ゴーン前会長の逮捕や新車の完成検査を巡る不正など、ブランドイメージ低下につながる不祥事が相次いだ。リーフe+の発表会も当初は昨年11月に開く予定だったが、ゴーン前会長逮捕を受け延期されていた。

 足元では販売への影響も出ている。日本自動車販売協会連合会が7日に発表した18年12月の新車販売によると、日産の乗用車の販売台数は前年同月比10.2%減の1万9777台に落ち込んだ。比較対象の17年12月は無資格の従業員による完成検査が発覚し2割減の約2万2000台だったが、今回はそれも下回った。

 西川広人社長は8日、記者団にゴーン前会長の東京地裁での意見陳述について問われ「私は社業に集中する。お客様に向けた仕事をしないといけないので、そちらを一生懸命やる」と強調した。

 だが事件が長期化するのは必至。販売現場からは「新規客の来店が減ったと感じる。今後もさらにイメージ悪化の影響が出てくるかもしれない」(神奈川県内の販売店)と懸念の声が上がっている。【松本尚也、藤渕志保】

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