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日産経営混乱、立て直し課題=問われるトップ手腕

時事通信 のロゴ時事通信 2019/10/10 14:05
取材に応じる三菱自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(右)。左は益子修会長=9日午後、東京都港区 © 時事通信 提供 取材に応じる三菱自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(右)。左は益子修会長=9日午後、東京都港区

 日産自動車は、次期社長に内定した内田誠専務執行役員の下、混乱する経営の立て直しに挑む。前会長カルロス・ゴーン被告が君臨した旧体制からの脱却が急務な一方、連合を組むフランス自動車大手ルノーは経営統合を望み、独立維持にこだわる日産とは緊張関係が続く。三菱自動車を含めた3社連合が一枚岩となり、激化する国際競争を勝ち抜けるか。新トップの手腕が問われる。

取材に応じる三菱自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者=9日午後、東京都港区 © 時事通信 提供 取材に応じる三菱自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者=9日午後、東京都港区

 日産の最高執行責任者(COO)に就任する三菱自のアシュワニ・グプタCOOは9日、東京都内で記者団の取材に応じ、「大変光栄だ。厳しい環境だがチャレンジしたい」と話した。3社連合については「互いを尊重し、パフォーマンスを上げるために活用する」と質問に笑顔で応じた。

 内田氏は、部品調達を担う購買担当時代に大幅なコスト削減を実現。この際に深めたルノーとのパイプが評価された。グプタ氏はルノー出身で日産に勤めた経験もあり、ルノーや同社筆頭株主の仏政府との対応が期待されている。

 日産は来年1月の新体制発足を目指す。ただ、あと2カ月余り続くトップ不在の影響は小さくない。10月上旬にパリ近郊で開いた3社首脳の会合は「暫定体制のままで何も決められない」(関係者)状態だった。日産・ルノーがもたつく間も、トヨタ自動車がSUBARU(スバル)への出資比率引き上げを決めるなど自動車業界の動きは急だ。

 ルノーは人事面などで日産への関与を強めており、今後、内部の足並みの乱れで経営の意思決定が遅れれば、命取りになりかねない。 

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