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「リバースモーゲージ」をわかりやすく教えて 使えるケースと使えないケースは?

マネーの達人 のロゴ マネーの達人 2017/03/21 藤原 洋子

日本の高齢者世帯は、「住まいはあるが現金が足りない」といった家計が少なくありません。教育費と住宅費に現役時代の収入の大半は使ってしまいます。

子供が一人前になったからといっても、子供の数が少ないですから、高齢者世帯の経済的自立は必要に迫られています。

リバースモーゲージは、住宅をお持ちの方向けの生活資金貸付制度です。具体的には所有している不動産をもとに一定額の融資を受け、返済は元金、利息とも「死後一活返済」か「契約終了時に一括返済」します。

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リバースモーゲージが注目されるようになった背景

日本では、1981年に東京都武蔵野市が導入し、続いて世田谷区、神戸市などの自治体が導入しました。

しかしながら活用例は少なかったようです。その理由としては、制度自体のリスクや、家、土地を家族に継承させたいという日本人ならではの思い入れがありました。

バブル崩壊による地価の下落を経て、リバースモーゲージが再び注目されるようになったのは、2000年ころからの公的年金への信頼感の低下、医療費の負担額の増加、高齢者の再就職が容易ではないことなどが、老後の安定した生活を送る上で社会問題化してきた事があげられます。

使えないケースと使えるケースを知っておこう

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使えないケース

リバースモーゲージは、高齢者の独り暮らしまたは高齢夫婦の二人暮らしを対象としているため、子供が同居して親の介護をしているような場合はリバースモーゲージは使えないことになります。

使えるケース

リバースモーゲージと信託を組み合わせることで、高齢者が加齢などによるり判断能力が低下したり、認知症になってしまった場合を想定するとき、有効になります。

専門的知識の面から不正がおこりにくく、任意後見制度が付与されているため、認知症になったあとも、融資枠の範囲内で借入を行い、生活資金、医療費、介護費用のための支払いにあてることができます。

高齢社会では、独り暮らしの高齢者が劇的に増加することから、従来の家族依存型のシステムではなく、第三者を活用したシステムとしても構築し社会的ニーズが大きいとされています。

上手に活用したいですね。(執筆者:藤原 洋子)

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