カインズのPB「スキンクリーム」 容器の外観を洗練 部屋でも映えるデザイン工夫
ホームセンター大手カインズがプライベートブランド(PB)で販売するスキンクリームが堅調に売れている。1月の販売個数は前年同月比8割増で推移する。全国的に好天が続き乾燥する日が多いほか、使い切った缶を小物入れとして再利用したいという女性を中心に人気を集める。
スキンクリームは1個498円。クリームを詰める缶のデザインが異なる6種類を扱う。保湿力のあるシアバターを配合しているのが特長だ。女性に人気の高いフローラル系の香りにしている。発売は2014年で、シーズンごとにデザインを刷新しながら展開する。
息の長い理由はデザインにある。部屋に置いていても映えるよう、インテリアに溶け込むデザインに工夫する。「ジュエリーなど小物を入れる容器に使える」と、人気がじわじわ広がってきた。
カインズはSPA(製造小売り)化を進め、独自デザインのPB展開を拡大している。店頭で商品を組み合わせる複合提案も増やしており、スキンクリームの周知に広がっているようだ。
[日経MJ 2019年1月30日付]
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