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ストレスたまってしんどい時の解消術 第4回 会社に行きたくない - 不安を消す効果的な方法

マイナビニュース のロゴ マイナビニュース 2018/10/01 11:30 阿部淳一郎

ある飲み会の席で出会ったAさんが、こんなことを言っていました。

「この会社で働いていて、大丈夫だろうか? そんな不安からストレスがたまっています。この会社でがんばったところで、将来は、この会社にしがみつくしかない人間になりそうで怖いです」

お酒に酔った勢いもあってか、こんな言葉を続けます。

「仕事で大活躍したり、リア充が爆発したりする学生時代の友人たちのSNS投稿が目に入ってくるたびに、この不安がどんどん大きくなっていきます」

Bさんはこんな悩みを告白します。

「『人間はAIに仕事を取られる』だとか、『数年後には、まだ存在しない職業につく人が大半である』といった情報にあふれていますよね。それらを見る度に、今の専門知識もいらない誰でもできるような仕事をしていていいのか……と不安を感じてしまうんです」

いかがでしょう? AさんやBさんと同じような、将来に対する「漠然とした不安」をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

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会社に行きたくないと感じた

こういった不安とは、どう向きあっていけばよいでしょうか。

ストレスをどう解消する?

人は、イヤなことを直視せずに避けようとします。

だから、ストレスがたまると、お酒・グルメ、趣味、リラクゼーション、買い物……といった「息抜き」に走りがちです。こういった息抜きは、たまったストレスを捨てる上では「適度」な量は必要です。

しかし、息抜きをし続けたところで、「根本的」な解決にはなりません。根本的な解決をするためのキーワードは「見通し」です。人間の脳は、「見通し」が立たないと、ストレスが溜まる仕組みになっています。

「漠然とした不安」は、見通しが立っていない状況だからこそ、生まれてくるものです。だから、こういった要因でストレスが溜まる場合は、

1.不安の正体を明らかにすること

2.その正体を解決するための、地に足ついた行動計画に落とし込むこと

3.行動に移すこと

という3つのステップを通じて「見通し」をつければ、その不安を軽減できるのです。

ストレス解消の3ステップ

まずは(1)のフェイズとして、不安の正体を明らかにするために、「今、具体的にどんなことが不安なのか?」を書き出してみましょう。

Aさんの場合は、突き詰めると「今のまま仕事を続けていては、何の専門性も身につかないこと」が漠然とした不安の一番の要因でした。

次に(2)のフェイズです。Bさんの例でいえば「どんな専門性を身に着けたいのか? (=ゴール)」「そのために、どんな段取りを組んでいこうか? (行動計画)」を考える作戦会議に移ります。

ただし、気を付けるべき点が2つあります。

ストレス対処法の注意点

1つ目は、目指すべきゴールを「地に足をつけたもの」にすること。

将来に対する漠然とした不安が強いときは、承認欲求が満たされていない場合が多いものです。こういった状況下では、承認欲求を満たすだけの理由でゴールを描く人がいます。

例えば特に興味もないし、法律に触れる仕事をしているわけでもないにも関わらず、「すごいね! と言われそうだから」といった理由だけで「弁護士を目指す」といった具合です。

しかし、この動機では行動が続きません。今の仕事や自分の価値観にリンクしたものにしましょう。

2つ目は、ゴールへと続く行動目標は「ちょっとがんばれば、8割くらいの確立でやれそうだ」というくらいのレベルで設定すること。

何かを身につけるには、「継続」が必要です。例えば、寝る暇もないほど仕事が忙しい時期に「週5冊、身につけたい専門領域の本を読むことを3か月継続する」、という行動目標をたてたところで継続することは難しいでしょう。

なぜなら、「気持ち」よりも「肉体的なしんどさ」の方が勝るからです。

「今の自分にとって、少し頑張ればできそうな目標達成」を積み上げていくようなイメージで行動計画を立てましょう。

そして最後に(3)のフェイズです。行動計画を決めたなら、あとは行動あるのみです。

漠然とした不安があるときには、「不安に思うのをやめよう」と意志の力でその不安を押さえつけようとする人がいますが、それはあまり効果がありません。

「小さな行動を起こす」ことが、漠然とした不安を消す一番効果的・効率的な方法です。

執筆者プロフィール : 阿部淳一郎氏

株式会社ラーニングエンタテイメント 

代表取締役

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若手の採用・育成・定着に強い人材開発コンサルタント。早稲田大学教育学部卒。筑波大学大学院(ストレスマネジメント領域)修了。保健学修士。社会人教育を行う東証一部上場企業等を経て2004年に起業。「メンタル不調者を減らし、若者の能力を引き出す」をコンセプトに人材開発業務に従事。大企業から中小・ベンチャー企業、学校、行政まで研修登壇実績は約1500本、コンサルティング実績30社。サンフランシスコ・シリコンバレーへも事業展開中。大学での就職活動領域における講師歴も長い。『これからの教え方の教科書(明日香出版社)』など著書3冊。『NHK』『日経新聞』『読売新聞』『日経アソシエ』『週刊SPA!』など取材実績も多数。

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