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中国の新車販売が18年ぶりに前年割れ、日系企業が被る米中摩擦の衝撃度

ダイヤモンド・オンライン のロゴ ダイヤモンド・オンライン 2019/02/11 06:00 CAR and DRIVER
中国の新車販売が18年ぶりに前年割れ、日系企業が被る米中摩擦の衝撃度: 中国市場に投入された電気自動車の「シルフィ ゼロ・エミッション」 Photo:NISSAN © 画像提供元 中国市場に投入された電気自動車の「シルフィ ゼロ・エミッション」 Photo:NISSAN

中国の新車セールスが28年ぶりに前年実績割れ

 中国の新車セールスが、1990年以来、28年ぶりに前年実績割れを喫した。中国汽車工業協会の発表によると、2018年の新車販売台数は、商用車と輸出を含めて2808万600台。前年比は%減と、28年ぶりに前年実績を割り込んだ。18年の中国新車市場は7月以降、ダウントレンドが続いていた。

 そんな中、日系メーカーは、主要4社中2社が前年実績超え。日系メーカー首位は日産。過去最高の156万3986台を売り上げ、前年比は2.9%増を達成した。全販売台数のうち、主力の乗用車を手がける東風日産は130万1077台を販売し、前年比は2.8%増だった。小型セダンのシルフィをはじめ、SUVのキャシュカイやエクストレイル、中型セダンのティアナが販売の中心だった。

 日系メーカー2位はトヨタで、147万4500台をセールス。前年比は14.3%増と、2桁のプラス。小型セダンのカローラが、同9.8%増の37万6700台と、販売を牽引。カムリは新型効果が顕著で、同97.3%増の15万8800台と、大きく伸びた。18年7月からの輸入車関税の引き下げにより、日本から輸入される高級車のレクサスが、同20.8%増の16万500台と好調だった。

 日系3位はホンダ。販売台数は143万2291台にとどまり、前年比は1.7%減と、実に6年ぶりの前年実績割れになった。そんな中、主力車種のシビックが、中国で初めて年間20万台以上売れた。一方、SUVの主力モデルのCR-Vは、リコール(回収・無償修理)で販売を一時見合わせた影響で、全体に伸び悩んだ。

 マツダは27万2322台にとどまり、前年比は12%減とダウン。中国で前年実績割れとなるのは、13年以来5年ぶり。アテンザとアクセラ、CX-5のスカイアクティブ・テクノロジー搭載3車が、主力モデルとなる。

中国最量販の座は前年に引き続きVWグループが獲得

 中国最量販の座は、前年に引き続きVWグループが獲得。420万7100台をセールスし、前年比は0.5 %増だった。全販売台数のうち、主力のVW乗用車ブランドは311万台で、前年比は2.1%減。ただし、18年は中国にコンパクトSUVのT ―ROCなど9車種を投入しており、今後の販売に力を入れる。

 プレミアムブランドの首位は、アウディが守った。過去最高の66万3000台を販売し、前年比は10.9%増と、2桁のプラス。中国専用ロングホイールベース車のA4Lが、同42.6%増の16万3300台と牽引。A3シリーズも同12.7%増の9万1200台を販売した。

 メルセデス・ベンツは中国で新記録となる65万2996台をセールスし、アウディに約1万台差と迫った。前年比は11.1%増と、2桁のプラスを達成した。Eクラスのロングホイールベース車が、前年比32.7%増と、支持を集めた。Cクラスの販売も好調だった。

 BMWグループは前年比7.7%増の63万9953台を販売し、プラスを維持。5シリーズ・セダンや中国専用の1シリーズ・セダンが人気を集めた。

 ボルボは13万593台を販売。前年比は14.1%増と、2桁の伸び率となった。現地生産のXC60とS90が販売の中心だった。

右肩上がりで伸びてきた中国新車市場が後退局面に

 18年の中国新車販売は、6年連続で2000万台を突破し、米国を上回り10年連続で世界のトップに立った。しかし、前年比は2.8%減と、28年ぶりに前年実績を割り込んだ。右肩上がりで伸びてきた中国新車市場が後退局面に入った。

 米中貿易戦争の煽りか、中国経済そして世界の自動車産業に与える影響は少なくない。

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