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急拡大する中国のAI企業。抑えておくべきはこの3銘柄

ZUU Online のロゴ ZUU Online 2019/02/11 12:15
出典:Getty Images © 急拡大する中国のAI企業。抑えておくべきはこの3銘柄 出典:Getty Images

-米国の人工知能の支配に挑むバイドゥ、アリババ、テンセント-

モトリーフール米国本社、2019年2月6日投稿記事より

人工知能(AI)は、輸送から医療に至るすべてを変革しつつあり、2030年までに世界のGDPを15.7兆ドル増加させると推定されています。

多くの米国のハイテク企業がAIの波に乗っており、アルファベット、アマゾン、マイクロソフト等は、良好なAI投資対象と考えられています。

しかし、投資家が注目すべきは、米国を拠点とする企業だけではありません。

中国は2030年までにAIの研究とサービスで最高の国になることを目指しており、中国の多くのハイテク企業はすでにアメリカのAIの競合企業と同等であり、場合によっては米国企業を追い越しています。

そのため、AIで新たな投資対象を追求する投資家は、バイドゥ(ティッカー:BIDU)、アリババ(ティッカー:BABA)、およびテンセント・ホールディングス(ティッカー:TCEHY、以下「テンセント」)を検討すべきでしょう。

■ バイドゥはAIの未来を牽引

バイドゥへの投資以外に、中国のAIブームを享受する大きな方法はないとの見方があります。

同社は、2014年当時、グーグルのトップAIエンジニアの1人であったAndrew Ngを迎え、AI分野に大きく進出しました。

その後、バイドゥはAIへの取り組みを急速に拡大し、AI関連で2,000人以上の従業員を擁しています。

バイドゥは、オンライン検索を含む多くのサービスでAIを使用していますが、その最も重要なビジネス機会の1つは、Apolloと呼ばれるオープンソースの自動運転プロジェクトです。

同社は、Apolloが自動運転車のプラットフォームになることを望んでいます。

バイドゥは、2021年から自動運転車を中国で市場に投入することを目指しており、米国と中国の両方で長年にわたって広範な車両テストを実施してきました。

直近の四半期(2018年第3四半期)決算発表では、バイドゥの売上高は前年同期比約27%増の282億人民元(41.8億ドル)で、非GAAPベースの純利益は前年同期比47%増の67億人民元(9億9300万ドル)でした。

多くのハイテク株のように、バイドゥの株価は最近大幅に下落しており、過去3ヶ月間で約10%下落しています。

しかし、中国は最大の自動車市場であり、中国の無人自動車市場は2030年までに5000億ドルに達すると予測されているため、投資家はこの有力な中国のAI企業の将来の株価上昇を無視すべきではないでしょう。

■ テンセントには膨大なAIデータのチャンス

AIの重要な要素の1つはデータです。

それがなければ、最高のソフトウェアとアルゴリズムは役に立たないでしょう。

米国では、無料サービスを通じてユーザーに関する多数の情報を収集しているグーグルが、データの王者です。

中国では、テンセントがデータ収集ゲームを統括しています。

テンセントの最大のサービスはWeChatアプリです。

これには10億人以上のアクティブユーザーがいて、そのほとんどが中国にいます。

WeChatは、ソーシャルメディアアプリと呼ぶこともできます。

しかし実際には、インターネットへの何百万ものユーザーのためのゲートウェイです。

中国のユーザーが料金を払ったり、ソーシャルメディアの投稿を共有したり、ライドシェアリングサービスを利用したり、ビデオゲームを楽しんだり、その他にも多くのことが可能な場なのです。

テンセントのAIにおける大きな野心は、ヘルスケア分野への推進です。

同社は2017年にMiyingというAIベースのプラットフォームを立ち上げ、医療機関がAIを使用してがんを診断できるようにしました。

テンセントのAIにより、病院は健康記録を分析および管理することができます。

すでに中国の38,000以上の医療機関がWeChatアプリを使っており、バイドゥは中国の医療分野の変革のためにデータの宝庫を活用しています。

直近の四半期(2018年第3四半期)の決算発表では、テンセントの売上高は前年同期比約24%増の806億人民元(119億5000万ドル)、一株当たり利益は29%増の2.44元でした。

同社のシェアは過去3ヵ月間で約19%上昇しており、AIが中国で拡大するにつれて、企業はデータを求めてテンセントに群がることでしょう。

■ アリババの電子商取引支配は始まったばかり

中国の電子商取引市場におけるアリババの優位性はよく知られていますが、同社はAI分野でも大企業になりつつあります。

ほんの数ヵ月前に、今年後半に発売予定の独自AIチップの開発を発表しました。

このチップはスマートシティや自動運転車に使用され、同社の現在のスマートシティ管理プロジェクトにも投入される予定です。

アリババは、ホスピタリティー業界向けに独自のAI搭載ロボットを所有しており、物流企業Cainiao向けにAIカスタマーサービスエージェントを開発しました。

アリババのこういったAI関連の一連の案件は、同社が今後数年間で中国の成長しているAI市場から利益を得るための大きな機会を持っていることを意味します。

直近の四半期(2018年第3四半期)の決算発表では、アリババの売上高は前年同期比41%増の1,172億8000万人民元(174億ドル)で、中核となる電子商取引事業の売上高は40%増の1,028億4000万人民元(152.5億ドル)でした。

1月末に発表されたこの四半期決算により、同社の株価は3ヶ月前に比べ約15%上昇しました。

アリババはすでに中国で支配的なハイテク企業ですが、AIでも巨大企業になる初期段階にあることに投資家は注目すべきでしょう。

中国政府がAIを将来の重点分野にすることに注力し続けている中、アリババのAIへの野心はそれに沿って拡大すると予想されます。

■ 投資家が注意すべきこと

他の株式投資と同様に、上記の中国株式にも独自のリスクがあります。

現在、米国と中国との間で貿易戦争に関する多くの懸案があります。

この結果、中国を拠点とする企業の株を買うことをためらう投資家がいます。

さらに、中国のハイテク企業、最近ではHuaweiは、企業秘密を盗んだとして米国政府から非難されています。

そのため、いかなる投資機会においても徹底的な調査が必要でしょう。

最後に、これらの企業のAI支配が進むにつれ、ある程度のボラティリティに直面する可能性があることを認識すべきでしょう。(提供: The Motley Fool Japan)

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