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超!分かりやすい「チャートの見方」あなたもこれで投資家に近づける?!

ZUU Online のロゴ ZUU Online 2017/02/18

株式投資の超!初心者向けに、実際のパソコン画面を見ながらFPでアナリストの方に徹底的に解説してもらうインタビューの第3弾。今回のテーマは「チャートの見方」です。

☆チャートとは?

株価の動きを表したグラフ。形がローソクに似ていることから、「ローソク足チャート」とも呼ばれる。投資家が株価の動きを予想するために使われ、初心者は最初にチャートの読み方が分からずつまずくことも多い。これが読めるようになると株式投資がグッと分かるようになる。

なんとなく、グラフが上がっていればよさそう、ということは分かる気がするのですが、それ以上のことはサッパリです。今回は、具体的に注目すべきポイントを説明して頂きましょう!

■取材に協力してくれたのは…

取材に協力してくれたのは、前回に引き続き、運用の現場で株のリサーチをしていた岡田禎子さんです。

岡田禎子(おかだ さちこ)さん

日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、CFP。証券会社、資産運用会社を経て、FPとして独立。「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、活動中。

──それでは実際にチャートを見ながら……。まず、どのくらいの期間を見ればいいですか?

岡田:まず、1年から2年です。中長期でどうなっていたかのトレンドを見ましょう。チャートのパターンは3つあるんです。下降トレンド、ボックス相場、上昇トレンド。

この図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/589462f073f3210d13fd8ff9_436_224.jpg)では、「上昇トレンド」になっていますね。

──ボックスは横ばいってことですか?

岡田:横ばいということです。上(上昇)、横(横ばい)、下(下降)。この3つしか基本的にはありません。

──まずは全体的に形を見るんですね。

岡田:そうです。全体を見たら次に、「ローソク足」を見てみましょう。株式相場は朝の9時にスタートして、15時に終わりますよね。15時の時点で、9時より株価が下がった場合が黒い色(青い色のケースも)になります。逆に、上がった場合は白くなる。

──色で判断するんですね。

岡田:これは「ローソク足」、別名「キャンドルチャート」とも呼ばれているんですけど、株価の勢いを判断することができるんですね。白が増えてきていると上がりそう、黒が増えていると、ちょっと下がりそうかな、みたいな。

──なるほど。

図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/589461db73f3210d13ac8625_435_219.jpg)

岡田:もうひとつ見るのが、2本のラインです。13週線と26週線。これは「移動平均線」と言われているもので、赤が13日前までの終値を全部足して、13で割ったのをつなげたもの。

図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/5894638073f3210d139a418a_435_219.jpg)

──13週間の終値の平均値。

岡田:そうです。毎日平均値を出して、一本の線にしている。一方、緑がちょっと長い期間の26週です。

──緑が26週。──

岡田:これは色々パターンがあって、日毎(日足)、週毎(週足)の移動平均線もありますが考え方は同じです。この図だと13week、26weekって書いてあるので、13週と26週ですね。

──なるほど。

岡田:26週は長期間の数値になるので、緩やかな線になりますよね。たとえばこの長期トレンド(26週)である緑のラインを、赤いライン(13週)が下に向かって突き抜けるようにクロスしている場合は「デッドクロス」といって、ここから株価が下がりますよといったシグナルとも言えます。

図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/5894662273f3210d131c1afd_435_219.jpg)

──赤のラインが上から降りてきて、緑のラインと交差した部分がデッドクロス。

岡田:で、この長期トレンド(26週)のラインを、短い期間(13週)のラインが下から上に向かって突き上げると、株価は上昇するっていうシグナルになって、これを「ゴールデンクロス」と言います。

図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/5894664073f3210d13f25991_435_219.jpg)

──赤が下から上がって、緑とクロスした部分があると、上昇が予想できるということですね。

岡田:このシグナルを見るっていうのがすごく大事ですね。

──普通は緑(長期)が下なんですか?

岡田:いいえ、そうとも限りません。緑の方が長期で平均値を出しているので、緩やかなチャートになりますね。赤は短期線で、短期は日々動きます。だから、赤いライン(短期)は緑のライン(長期)の上に行ったり下に行ったりする。

──なるほどーー、面白いですね!

岡田:ゴールデンクロスは赤が下から上にいくとき。デッドクロスは赤が上から下にいくとき。

──赤が上にいくときは「GO!」ってことなんですね。

岡田:あとは出来高が増えているかをチェックするのと、もちろん業績とか他の色々な情報もちゃんと見なきゃいけないですよ。

超!分かりやすい「チャートの見方」あなたもこれで投資家に近づける?!(画像=DAILY ANDS編集部) (ZUU online) © ZUU online 超!分かりやすい「チャートの見方」あなたもこれで投資家に近づける?!(画像=DAILY ANDS編集部)

──総合的に判断した上での話ですよね。

岡田:そうです。あと、もうひとつ。チャートの下にある棒グラフは「ボリューム」と言って、これは出来高を表しています。株は買いたい人がいるから上がる。買いたい人がいて、売りたい人がいて、取引が成立するじゃないですか。それがどんどんどんどん増えているのか、減っているのか、状況が分かるのがこの出来高のグラフです。売りたい人は、買いたい人が多ければ高値をふっかけてきますよね。そうやって株価が押し上げられていくんです。

図(https://cdn-zuu-online.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/wp-content/uploads/5894626673f3210d136fa486_720_480.jpg)

──このボリュームが上がると人が集まっているということですね!

岡田:そういうことです。だから、チャートが上昇トレンドの時にこのボリュームが増えたときは、人が集まっている(人気がある)と言うことで株価が動き出すから、「買い」のシグナルなんです。反対に出来高があんまりないと、人が集まってないということだから株価も動かない。もちろん機関投資家が持ちっぱなしで様子を見ていることもありますけど、それはまたちょっと高度な話になってしまうのでここでは省きますね。

──なるほど。

岡田:株価がなぜ上がるかは、買いたい人がいるから。これが大原則。その日のうちに買いたい人がたくさんいると、朝の値段より市場が閉まる時間になるにつれ、どんどん株価が上昇していく。

──ヤフーオークションみたいなものですか?

岡田:そうですね、株は、最終的には心理戦なのでそれと似ていますね。普段出来高が平均的に見て少ししかないのに、企業にとって何かプラスの情報が出て、突然出来高が2倍3倍5倍と増えて、株価が押し上げられた場合、突然下がる可能性があります。このようにチャートはいろんなことを教えてくれるんですよ。

──まずこのローソク足が黒か白かを見て、白だったらちょっといいかなって判断して、次に移動平均線を見る。その後、ボリュームで状況を判断する。

岡田:基本はそれで合っています。一番大事なのは株価のトレンドを判断する事です。まずチャートのトレンドパターンが3つ(上昇、横ばい、下降)のどれかを見る、そしてローソク足が白か黒か、移動平均線のゴールデンクロスかデッドクロスか。これだけわかっていると初心者の方には購入の判断への入り口になるのではないでしょうか。ただ、今は簡単な見方をお伝えしたんですけど、銘柄によってやっぱりちょっとずつ見方は違います。

──ありがとうございます。すごく分かりやすいです!

岡田:ちなみに投資パターンには2種類あります。儲けを重視するのか、優待や配当を着実にもらうのを重視するか。まずは自分はどっちの投資家なのかって決めた方が良いですね。その中でチャートを見たり、業績を見たりして投資先を決めていく。ちなみにKさんはどちらですか?

──私は「儲け重視」の一択です!

岡田:(笑)。自分が儲けると同時に、投資した企業が成長していくと結果的に社会にも役立つ事になりますよね。それって最高じゃないですか。そのためにもちろん色々な見極めは必要ですが、株は面白いですよ。

──ありがとうございます!

■早速チャートを見てみると、読めた気がした!

岡田さんへの取材のポイントをまとめるとこうなります。

▽チャートの見方

①全体の形が「上昇」「横ばい」「下降」のどれかを見る

②ローソク足が黒か白かを見て、白だったらちょっといいかな、と判断

③移動平均線を見て「ゴールデンクロス」「デッドクロス」のどちらが近いか?を見る

③出来高のグラフで、今、その株に人が集まっているかどうかを見る

取材後早速さまざまな企業のチャートを見てみたら、今までよりもはるかに読めるようになっていました。株は奥が深いですが、これまで難しいと思っていたハードルを一つ越えた気がします。

インタビューの最後は実際に株の購入画面の説明をしていただきます。筆者もこれで、投資家への第一歩を踏み出せそうです!(続く)

DAILYANDS編集部

「人生は投資の連続」をキーワードに、豊かな毎日を送るために役立つ情報を配信します。

(提供:DAILYANDS)

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