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「1000万円貯めている人」は友達に話しているの?

All About のロゴ All About 2021/10/22 20:30 西山 美紀(マネーガイド)

1000万円以上貯めている人にたくさん取材をしてきた筆者ですが、「貯めていることを、友達に話していますか?」と聞いてみると……さて、答えはどうでしょうか? © All About, Inc. 1000万円以上貯めている人にたくさん取材をしてきた筆者ですが、「貯めていることを、友達に話していますか?」と聞いてみると……さて、答えはどうでしょうか?

貯金額を「友達には話していない」という人がほとんど!

アラサーで貯蓄が1000万円ある人など、たくさん貯めている人に取材をしてきたガイドですが、「貯めていることを、友達に話していますか?」と聞いてみると……。答えはどうだと思いますか?

実は、ほとんどの人が「NO」なのです。その理由は、以下のように話してくれます。

・友達が「お金ないよね……全部使い切っちゃう!」と言うと、私も「ホント、このお給料じゃねぇ」なんて話を合わせています。

・「しっかり貯めている」と友達に話すと、「節約してたんだ……このランチ代も高いと思われたかな」「ディナーに誘うと、お金がもったいないと思って断られちゃうかな」と友達に勘違いされそうなので言いません。

・私は洋服もメイクも大好きだし、友達と遊びにいくのも好き。友達と一緒にいるときはお金の話をしないので、まさか私が1000万円も貯めているなんて誰も思わないと思います。

・お金の話をすると「お金が大好きな人」だと勘違いされそうなので一切しません。

つまり、お金の話をすることで、友達から価値観が違う人だと勘違いされ、これまでどおりのお付き合いができなくなることを恐れて、話さないことが多いのです。

「心を許せる親友だけには話す」という人も

ところが、貯蓄について誰にも話していないわけではありません。職場の同僚やたまに会う友人には話さなくても、「心を許せる親友だけには、お金の話をする」という人も多くいます。その親友とは、以下のような関係性だと話してくれました。

・一人暮らしで仲のいい親友同士で「自炊、がんばろうね」と、安く簡単においしくできる料理のレシピの情報交換をLINEでしています。

・職場の仲のいい友達と、職場の財形貯蓄や福利厚生、最近知ったお金の話について休憩時間にしています。

・お金の話は奥深く、幅広く、なかなか勉強が追いつかないので、貯蓄や投資、保険などについて書かれた本を読み、親友と「この本良かったよ」と教え合っています。

・親友とは、お金の価値観も近いので、お金の話をしても関係が壊れることがありません。「今回のディナーは奮発しよう」「今回はランチで節約しよう」などと、お互いの気分や状況に合わせてお店を選んでいます。

さて、どう思われたでしょうか。具体的な貯蓄額は言わないとしても「貯蓄に向けてがんばっている」「そのために出費のメリハリをつけている」という親友がいれば、日々の貯蓄意識も高まり、お金に関するさまざまな情報交換ができるものです。

信頼できる相手であれば、「あの子、すごく貯めこんでいるんだって!」「だから最近付き合いが悪いんだね」などと、ちょっと意地悪く言われることもないですよね。

同僚や知人の「お金がない」は、本当とは限らない

つまり、あまり親しくない人の「お金がない」という話は、真実とは限らないというわけです。マネープランを立ててしっかりお金を貯めていることを、周りの人に話していないだけかもしれません。

「うちはお給料が少ないから、みんな貯めていないだろう」と思っていても、斜めの席のAさんは、いつの間にかしっかり貯めているかもしれません。

実際、これまで私が取材をしてきた方のなかには、ファッションやメイクもキラキラで、貯蓄には無関心のように見える女性でも、しっかり貯蓄をしていることが多々ありました。メリハリをつければ、楽しみと貯蓄の両立は可能なのです。

少し話がそれますが……もし、親しい人から貯蓄の相談をされたら、「あなたは信頼できる」と考えているからこそ、話してくれていると思ってください。その人の「お金を貯めたい」という根源には、成し遂げたい夢や自分自身が変わりたいという思いが必ずあるはずです。親しいあなただからこそ、ぜひ応援してあげてほしいと思います。

親しくない人からのお金の話は、まれに詐欺などの可能性もありますので、十分ご注意くださいね。

貯蓄については、よほど近い関係性でない限り、話題にならないものです。「貯めるかどうか」「どれくらい貯めるか」「どれくらい貯められるか」について、周りの様子に合わせるのではなく、自分自身のなりたい姿に合わせてじっくり考えてみてください。それが、自分自身の人生を生きることに、必ずつながっていくと思います。

文:西山 美紀(マネーガイド)

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