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幻の黒澤作品が中国で映画化 未映像化脚本10本が対象

サンケイスポーツ のロゴ サンケイスポーツ 4日前
幻の黒澤作品が中国で映画化 未映像化脚本10本が対象: 1992年にロケ現場で演技指導する黒澤明監督。“世界のクロサワ”が再び国内外を席巻しそうだ © サンケイスポーツ 提供 1992年にロケ現場で演技指導する黒澤明監督。“世界のクロサワ”が再び国内外を席巻しそうだ

 日本映画界の巨匠、黒澤明監督(享年88)が遺した未映像化の脚本が海外で初めて映画化されることが19日、分かった。

 この日、フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で黒澤さんの孫で俳優、加藤隆之(40)が中国のジンカ・エンターテインメント社と会見し、未映像化脚本「どっこい! この槍」を同国で映画化すると発表した。

 黒澤プロダクションによると、ジンカ社が黒澤さんの未映像化脚本10本を対象に中国語訳を進め、映画化を検討。第1弾として「どっこい-」の製作を決めたという。

 日本では2000年の映画「雨あがる」(小泉堯史監督)や02年の「海は見ていた」(熊井啓監督)など黒澤さんの未映像化脚本が映画化されたが、同プロは「海外で黒澤映画が元になった作品はあるが、ライセンス契約を結んで映画化されるのは初めて」と話した。

 「どっこい-」は、戦国時代を舞台に槍の名手の武士が仕官先を求めて諸国を旅する物語。1945年に俳優の大河内傳次郎さん(享年64)と榎本健一さん(享年65)のW主演で黒澤さんが映画化を進めていたが、第二次世界大戦中で馬が調達ができずにやむなく撮影を断念した幻の作品だ。

 映画は18年に中国で「シルバリング・スピア(仮題)」と題して製作を開始予定で、監督やキャストなど詳細は未定。

 また、同作とは別に中国の映画配給会社、華誼兄弟が黒澤さんの未映像化脚本「黒き死の仮面」の映画化を進めており、20年に公開予定という。

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