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「日本の企業競争力」が世界ランク27位。中国、韓国にも負けた理由

SPA! のロゴ SPA! 2016/06/13 日刊SPA!

 世界ランキングで日本は負け続けていた! 日本が抱える“課題”を映し出すランキングと低順位になった真の理由を探った――

【世界競争力年鑑 2015年】

順位/国名/指数

1位 アメリカ 100

2位 香港 96.037

3位 シンガポール 94.95

4位 スイス 91.916

5位 カナダ 90.41

 :

22位 中国 76.987

 :

25位 韓国 73.921

 :

27位 日本 72.827

日刊SPA! © SPA! 提供 日刊SPA!

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61位 ベネズエラ 34.261(最下位)

※出典:国際経営開発研究所(スイス)

◆20年で売上高トップ企業の顔ぶれが不変なのは日本だけ

 スイスのビジネススクール・国際経営開発研究所が発表したこのランキングでは、日本は前年から6位もダウンし27位となった。バブル期には日本が1位を獲得していたというから、凋落ぶりは凄まじい。

 その要因として「産業のダイナミズムの欠如」を指摘するのは、ソフトブレーン創業者で経済評論家の宋文洲氏だ。

「法人税にしても円安政策にしても、政府は大手企業を優遇するばかり。一方で、中小企業を育てようという気持ちが皆無。結果、バブル以降の20年で、日本企業の売上高上位30社はほとんど変わってない。そんな国は世界でも日本だけ。健全な競争環境にない国で、国全体の競争力が培われるわけがないのです」

 しかし、数百年と続く日本の老舗企業が、世界から評価を受けているのも事実だが……。

「日本の老舗企業は大変素晴らしいのですが、それは文化としてであって産業に持ち込むべき話ではない。年をとった芸者さんは歓迎だけど、ストリップを見にいっておばあさんが出てきたら嫌でしょう(笑)」(宋氏)

 一方、同ランキングに関しては「評価基準として『英語力』が大きなウエイトを占めており、英語圏以外の国は全体的に不利になっている」(国連機関で働く日本人)という指摘もある。

 宋氏は最後にこう期待する。

「日本は幸いにも優秀な人材に恵まれている。東芝やシャープのような泥沼に陥った大企業はどんどんつぶし、優秀な人材が勢いのある若い企業に流れれば、日本が再び上位に浮上する可能性もある」

 日本の産業に足りないのは、自然淘汰というわけか。

【宋文洲氏】

そう・ぶんしゅう●経済・経営評論家。ソフトブレーンを創業し、上場を果たす。著書多数。近著に『日中のはざまに生きて思う』(日経BP社)など

― 世界ランキングで見る[日本の凋落度] ―

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