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パイロットのいらない航空機には、3兆円超の成長可能性が —— UBSが指摘

BUSINESS INSIDER JAPAN のロゴ BUSINESS INSIDER JAPAN 2018/07/18 10:30 Graham Rapier
© Airbus

  • UBSは、パイロットのいらない航空機には350億ドル(約3兆9000億円)のチャンスがあると言う。パイロット2人分の人件費を削減できるからだ。
  • ただ、こうしたパイロット不在の飛行機に乗るよう人間を説得するのは難しいかもしれない。
  • 一方、料金が安くなるなら、乗るかもしれないという人は多い。

アメリカの金融街が自動運転車に注目する中、UBSは空に目を向けている。

UBSは先週、パイロットのいらない航空機には、350億ドル相当のビジネスチャンスがあるとの見方を示し、アメリカの金融街はそのポテンシャルを完全に見落としていると指摘した。

「貨物機や旅客機のパイロットを2人から1人に減らすことで約150億ドルの利益獲得機会が、完全にパイロットを必要としない航空機を導入することで約200億ドルの機会が生まれると我々は見ている」UBSは言う。「我々から見ると、市場は現時点でこうした価値を航空会社や航空宇宙企業に反映させていない」

UBSはまた「クルーの人数を減らした」フライトは、早ければ2023年にも実現されるだろうと言い、エアバスやタレスといったメーカーが既存の航空機をいかに早急に次世代のコックピット及び管制システムに切り替えることができるか次第だとした。

しかし、パイロットのいない飛行機に乗るよう人間を説得するのは簡単ではないだろう。UBSの調査によると、調査に協力した63%の回答者がパイロットのいない飛行機には乗らないだろうと答えていて、驚いたことに前年の54%から増えている。UBSはこうした利用者の意識こそが、パイロットのいらない航空機を導入するにあたって最大のハードルになるだろうと言う。

ただその一方で、消費者は手頃な価格が好きだ。UBSは、航空会社の料金設定次第では利用者がこうした不安を乗り越えられるかもしれないと指摘する。

「価格設定を低くすれば、55%の回答者が現在のスタンダートであるパイロット2人ではなく、1人の航空機を利用するようになる可能性がある」UBSは言う。「パイロットのいない航空機に対しては、回答者の63%が利用しないだろうと言い、57%が料金にかかわらずその考えは変わらないと答えるなど、懐疑的な見方が根強いのに比べ、この調査結果は多少明るい材料だと言える」

[原文:Pilotless planes could be a $35 billion opportunity that Wall Street is completely missing, UBS says]

(翻訳、編集:山口佳美)

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