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「コアストーン」土石流に運ばれ被害拡大 西日本豪雨

朝日新聞デジタル のロゴ 朝日新聞デジタル 2018/07/13 00:21

 西日本を中心とした豪雨災害で、岩が風化して硬い部分だけが残った、巨大な「コアストーン」が住宅街で目撃されている。土石流で、運ばれたものだ。広島県内の住宅街では直径3メートルほどのコアストーンも見つかり、被害を拡大させる要因になったとみられる。

土石流によって住宅地に運ばれた直径3メートル以上の「コアストーン」=広島市安芸区 © 朝日新聞 土石流によって住宅地に運ばれた直径3メートル以上の「コアストーン」=広島市安芸区

 産業技術総合研究所の斎藤真イノベーションコーディネータ(地質学)によると、土石流が発生した斜面のうち、広島市安芸区などの現場には割れやすく、コアストーンになりやすい花崗岩(かこうがん)の地盤が広がっている。斜面や沢にあったコアストーンは、土砂や雨水とともに土石流として住宅街に流れ込んだとみられる。2009年に山口県防府市の住宅街を襲った土石流でもコアストーンによる被害があったという。

 広島市や広島県熊野町の現場で9日に調査を行った京都大防災研究所の竹林洋史准教授(河川工学)は、花崗岩のコアストーンを多数確認した。広島市安佐北区では比較的小さな岩が多かった一方で、土石流が砂防ダムを越えて流れ込んだという同市安芸区の住宅街では、直径3メートルほどの巨大なものも見つかった。

 竹林さんは「ごつごつとした大きな岩だけだとあまり転がらない。粒径の小さな『まさ土』に、コアストーンが交ざって斜面を流れ落ちてきたことで、被害が大きくなった」と説明する。(鈴木智之)

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