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人気の「石切丸」兄弟刀、初の一般公開…有成作

読売新聞 のロゴ 読売新聞 2019/04/16 10:27 読売新聞
公開された三条有成作の刀(15日午後、京都市東山区で) © 読売新聞 公開された三条有成作の刀(15日午後、京都市東山区で)

 平安時代の刀工・三条有成(ありなり)作の日本刀(刃長約76センチ)が15日、井伊美術館(京都市東山区)で公開された。有成作の刀はほかに、刀剣ブームの火付け役となったゲーム「刀剣乱舞」で人気の「石切丸」が唯一知られるが、今回の刀は個人の所蔵で、初の一般公開となる。

 井伊美術館の井伊達夫館長(76)が大阪府内の個人宅で見つけ、約10年前に日本美術刀剣保存協会(東京)に鑑定を依頼。形状が石切丸に酷似していることや、柄(つか)に収まる茎(なかご)に「有成」の銘があることから、石切丸の兄弟刀と判断された。

 元々は、南北朝時代の武将・楠木正成ゆかりの金剛寺(大阪府河内長野市)が所蔵。寺には、正成が戦死した際にこの刀を所持していたとの伝承があるという。

 有成は、刀工の流派としては最古とされる京都の三条派に所属。「三日月宗近(むねちか)」(国宝)を作った三条宗近の弟子との説が有力だ。

 鑑定に関わった刀剣博物館(東京)元副館長の田野辺道宏さん(73)は「細身で反りが深く、優美な三条派の特徴がみられる。美術品としてだけでなく、史料的な価値も計り知れない」と話している。

 井伊美術館での公開は11月15日まで。開館は午後1~5時。入館料は一般1500円で、4月16日のみ無料。不定休。来館前に同館(075・525・3921)に予約が必要。

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