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兼高かおるさん死去 「世界の旅」海外紀行番組の先駆け

産経新聞 のロゴ 産経新聞 2019/01/09 15:42 株式会社 産経デジタル
兼高かおるさん死去 「世界の旅」海外紀行番組の先駆け: 兼高かおるさん(荻窪佳撮影) © 産経新聞 提供 兼高かおるさん(荻窪佳撮影)

 テレビの海外紀行番組の先がけとなった「兼高かおる世界の旅」(TBS系)で知られた旅行ジャーナリスト、兼高かおる(かねたか・かおる、本名・兼高ローズ=かねたか・ろーず)さんが5日午後8時45分、心不全のため、東京都内で死去した。90歳。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を行う。

兼高かおるさん死去 「世界の旅」海外紀行番組の先駆け: 兼高かおるさん=2016年12月20日、東京都港区(荻窪佳撮影) © 産経新聞 提供 兼高かおるさん=2016年12月20日、東京都港区(荻窪佳撮影)

 神戸市生まれ、東京の香蘭女学校を卒業後、米ロサンゼルス市立大に留学。昭和34年12月にスタートした同番組は、プロデューサー、ディレクター、ナレーターを担当。平成2年9月に終了するまで、31年間で約150カ国を訪れた。

兼高かおるさん死去 「世界の旅」海外紀行番組の先駆け: 兼高かおるさん=2016年12月20日、東京都港区(荻窪佳撮影) © 産経新聞 提供 兼高かおるさん=2016年12月20日、東京都港区(荻窪佳撮影)

 その間、地球を180周した計算となり、個人名を冠した番組としては世界でも類を見ない長寿を記録、日本の放送史に残る金字塔を打ち立てた。まだ海外旅行が一般には自由化されていない時代(放送当初)に、世界各地の魅力を伝え、その後の海外旅行ブームの火付け役となった。

 番組で会った著名人は、米ケネディ大統領(当時)や英チャールズ皇太子、スペインの画家ダリ、スウェーデンのテニス選手ボルグなど、そうそうたる顔ぶれ。番組での上品で、丁寧な日本語のナレーションも有名で、最近のバラエティー番組の内容などに苦言を呈したこともあった。

 戦後の日本女性の国際進出の草分け的存在でもあり、番組終了後は、さまざまな分野の活動にも関わった。

 昭和60年には「兼高かおる旅の資料館」(兵庫県淡路市)の名誉館長に就任。61年から平成18年まで「横浜人形の家」(横浜市)の館長も務めた。著書も「私の好きな世界の街」など多数。

 2年、菊池寛賞、3年に紫綬褒章。

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