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加藤登紀子さん「ダム、短絡的」 豪雨被災地でライブ

朝日新聞デジタル のロゴ 朝日新聞デジタル 2021/04/06 21:00 朝日新聞社
豪雨災害の被災者らを前に歌う加藤登紀子さん(壇上)=2021年4月6日午後1時56分、熊本県球磨村渡乙、村上伸一撮影 © 朝日新聞社 豪雨災害の被災者らを前に歌う加藤登紀子さん(壇上)=2021年4月6日午後1時56分、熊本県球磨村渡乙、村上伸一撮影

 昨年7月の記録的豪雨により甚大な被害を受けた熊本県球磨村で6日、歌手の加藤登紀子さん(77)が被災者のために歌うライブコンサートがあった。元気づけたり、ほろっと泣かせたりしながら、予定の1時間を超えて熱唱。ライブ後には、豪雨災害後に国などが検討を進めるダム建設についての発言もあった。

 ライブは新型コロナ対策のため180席に限定され、立ち見の人も出た。加藤さんは終了後の記者団の取材に、豪雨で氾濫(はんらん)した球磨川の最大支流、川辺川に流水型ダムを造る新たな計画について「短絡的で、ダムが解決になるとは決して言えない」と批判した。

 川辺川ダム計画で水没予定地だった五木村を30年以上前に訪れてから、その後の状況が気になっていたという。ダム建設が再び持ち上がったため、水害の現場を見て被災者から実情を直接聞こうと今回、訪れた。

 加藤さんは「(まず)ダムを造るという答えがあるために、(大雨や気候変動への対処など)今すぐしなきゃいけない、今すぐできることに対して目がいかなくなってしまう」と指摘。「ダムは造るとしても10年や20年かかる。地域の人々はお互いの意思疎通を深めて、一緒に逃げるなどしてきた。そうした人々の意見をもっと聞いてほしい」と強調した。(村上伸一)

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