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時計台「辰鼓楼」90年ぶり大修理へ 豊岡・出石

神戸新聞NEXT のロゴ 神戸新聞NEXT 2017/05/19

 国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に指定されている兵庫県豊岡市出石町の城下町に立つ時計台「辰鼓楼(しんころう)」が、5月下旬から約90年ぶりの大修理に入る。外壁全面を解体し、骨組みも修復。6月からは修理現場での見学会が開かれ、秋には修理を終えた姿が見られるという。

約90年ぶりの大がかりな修理に入る辰鼓楼=豊岡市出石町内町 © 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 約90年ぶりの大がかりな修理に入る辰鼓楼=豊岡市出石町内町

 辰鼓楼は木造4層建て、高さ約13メートル。1871(明治4)年、出石藩により建てられた。当初は最上部で太鼓を打ち鳴らし時刻を知らせていたが、81(同14)年、機械式時計が設置され時計台となった。長年、町のシンボルとして親しまれており、2007年、周囲の城下町とともに重伝建地区に指定された。

 同市出石振興局地域振興課によると、外壁の張り替えや瓦の交換はこれまでにも何度かあったが、全体の修理は、1928~29年にかけた「昭和の大修理」以来という。老朽化が進む時計台を後世に残すため、大規模な修理が必要と判断。2017年度の当初予算で、辰鼓楼本体と石垣の修理費など計約3520万円を盛り込んだ。費用のうち1千万円は国の補助。

 5月下旬から周囲に足場を組み、外壁を外して劣化が激しい部分を新しい木材に交換する。内部の骨組みも現状を調査し、必要に応じて修復や補強を施す。

 修理の見学会は、6月9日、7月15日、9月9日、10月7日の計4回開催。同課は「またとない貴重な機会。見学を通じ、出石の歴史に触れてもらいたい」とする。豊岡市出石振興局TEL0796・52・3111

(秋山亮太)

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