古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

特集 8月の大雨でどう機能した?防災アプリや雨水調整池【熊本】

テレビ熊本 のロゴ テレビ熊本 2021/09/14 19:24 テレビ熊本
© テレビ熊本

ことし運用を開始した小国町の『被災状況報告アプリ』と、県内で初めて地下に整備された八代市の『雨水調整池』。

8月の記録的な大雨の際、どのように機能したのか、そして、課題は?

【小国町 渡邉誠次町長】

「少しでも減災をしたいという思いがあって、こうした取り組みにたどり着いた」

去年7月の豪雨で杖立温泉などが大きな被害を受けた阿蘇郡小国町は8月、新たな防災の取り組みを始めました。

『被災状況報告アプリ』の導入です。

災害発生時、現場に出向いた職員がスマートフォンなどを使って被災状況を報告できるアプリで、町職員が作成しました。

現場の写真や位置情報、被災の種類などが災害対策本部のモニターやほかの職員のスマホに即座に表示される仕組みです。

【小国町総務課・松本徳幸係長】

「これまでは、職員が現場から帰ってこないと災害現場の写真とか確認できなかったので、現場に行った時点で写真を撮って報告できるので、時間的なロスがなくなった」

8月11日から記録的な大雨となった熊本県内。

小国町は災害対策本部を設置し、アプリを使って初めて情報を収集。

「土砂崩れで県道が通行できない」など、約20件の報告が上がりました。

去年の7月豪雨の際には、本部の壁に張った大きな紙に書き込んでいた被害状況も、モニターに写真付きで一括表示、現場の状況を正確に把握することができたといいます。

【小国町政策課・長谷部大輔係長】

「情報がよく集まるという手応えはあったんですが、それにどう対応していっているか更新作業が難しいと感じた」

その一方で、職員に現場の復旧状況を確認し、報告することをルール化していなかったため、復旧が完了したかどうか本部に情報が入ってこないという課題も見つかりました。

【小国町政策課・長谷部大輔係長】

「やってみないと分からないというか、どういうふうに使われていくのか一部災害はあったが、大きな災害がない中で確認できたのは良かった」

また、今回新たに各避難所の人数を把握し共有するアプリを作成。

今後も災害対応力の向上を図ります。

【八代市下水道建設課 涌田直美課長】

「これまでに7回、この雨水調整池が満杯になりまして大活躍」

一方、こちらは八代市が北部中央公園の地下に整備した『雨水調整池』です。

県内で初めての地下調整池で25メートルプール16杯分に相当する量の雨水をためることができます。

【近くの保育園の関係者】

「以前は、この周辺一帯がほとんど水に漬かってしまっていたので、車が通ったりすると水しぶきがすごかった」

この周辺は、いわゆる『内水氾濫』の常襲地帯で、大雨が降ると側溝などから水があふれたびたび道路が冠水。

浸水被害の軽減と、住民が安全に避難できる時間を確保するため、八代市が20億円をかけて整備。

記録的な大雨となった8月11日から15日にかけては、2度満杯になりました。

【八代市下水道建設課 涌田直美課長】

「一番降ったのが8月13日で(1時間に)53・5ミリで、その状況でも周辺の道路の冠水はなかったことを確認しています」

【近所の保育園関係者】

「水の心配がないだけでもだいぶ違う。ありがたい」

八代市は「被害の軽減に効果があった」と分析。

同じような調整池を公園の地下などに順次、整備する方針です。

【八代市下水道建設課 涌田直美課長】

「最近はゲリラ豪雨とか大雨が急激に降るケースが多いので、浸水対策を頑張っていきたい」

テレビ熊本の関連リンク

image beaconimage beaconimage beacon