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社寺の上空ドローン 外国人観光客の摘発、京で相次ぐ

京都新聞 のロゴ 京都新聞 2019/01/13 10:30 京都新聞社
外国人観光客にドローンの飛行禁止を伝える表示板(京都市東山区・清水寺) © 京都新聞社 外国人観光客にドローンの飛行禁止を伝える表示板(京都市東山区・清水寺)

 外国人観光客が、京都市内の観光地で小型無人機(ドローン)を無許可で飛ばし、航空法違反容疑で摘発されるケースが後を絶たない。禁止区域と知らずに飛行させる人がほとんどで、法律の周知不足も一因になっている。京都は有名な寺社が多いだけに、関係者も事故防止に神経をとがらせる。

 2018年4~6月、京都市左京区の平安神宮や岡崎公園でドローンを無許可で飛ばしたとして、中国人などの外国人観光客3人が航空法違反容疑で書類送検された。3人は調べに対し「日本の美しい景色を撮りたかった。許可が必要と知らなかった」などと話した。

 15年に航空法が改正され、京都市中心部などでドローンを飛行させるには国の許可が必要になった。以後、無許可飛行の摘発件数は年々増え、府警は18年(11月末現在)、前年を9人上回る17人を同法違反容疑で書類送検した。うち14人は外国人だった。

 法律の周知不足は大きな課題で、平安神宮を訪れた米国人女性(55)は「ドローンの禁止なんて知らない」と話し、ウクライナ人女性(38)は「法律は知らなかった。でも、京都という場所を考えるととても良いルールだ」と答えた。

 こうした状況を改善しようと、川端署は昨年7月から平安神宮の掲示板に英語、韓国語、中国語、アラビア語の4カ国語で「ドローン飛行禁止」と張り出し、清水寺(東山区)も人通りの多い仁王門前に注意板を設置した。また関西空港では、案内カウンターで英語表記の啓発チラシが配布されている。

 ドローン落下など事故への懸念もあり、平安神宮権禰宜(ねぎ)の南坊城卓英さん(42)は「操作ミスで万が一、落下すれば、負傷者が出たり、文化財の損壊につながったりする。無許可の飛行はやめてほしい」と強調する。

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