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秋田ガイド不明 ツアー企画会社を聴取

毎日新聞 のロゴ 毎日新聞 2019/10/10 09:15 毎日新聞
行方不明となっているガイドの男性捜索のため船で現場に向かう救助隊員ら=北秋田市で2019年10月9日午前7時17分、高野裕士撮影 © 毎日新聞 行方不明となっているガイドの男性捜索のため船で現場に向かう救助隊員ら=北秋田市で2019年10月9日午前7時17分、高野裕士撮影

 秋田県北秋田市森吉の小又峡遊歩道で8日にツアーの2人が川に流され女性1人が死亡した事故で、ガイドを務めていた仙北市田沢湖生保内、会社役員、小野信也さん(73)は9日も発見されなかった。現場は新緑・紅葉の美しい「秘境」として知られ、太平湖とあわせて年間3000人が訪れる観光地。県警はツアーを企画したクラブツーリズム(東京都新宿区)の幹部から事情を聴いている。【高野裕士、中村聡也、田村彦志】

 捜索現場近くに駆けつけた小野さんの妻ケイさん(72)の話では、小野さんは日本山岳ガイド協会の認定ガイドとして全国で活動し、森吉山周辺にも精通。小又峡のコースは昨年も訪れていた。8日朝に自宅を出るときは強い雨が降っており、長靴を持参したという。

 クラブツーリズムによると、ツアーは秋田駒ケ岳と森吉山に登る1泊2日の行程で20~70代の18人が参加した。小又峡には16人が小野さん、添乗員と共に訪れていた。8日は森吉山に向かう予定だったが、添乗員が小野さんと相談して「天候が悪いので行程を変えては」と会社に連絡。最終的に会社が目的地の変更を決めた。

 このツアーで天候悪化のため目的地を小又峡に変えたのは今回が初めてで、同社広報担当は取材に対し「登山に比べると平易なハイキングと認識したため許可を出した」と説明した。

 一方で地元山岳会の関係者によると、小又峡は多くの支流の水が集まり、上流部で雨が降ると一気に水量が増えて遊歩道付近まで川のようになることがある。「増水するかどうかの予測が難しく、地元の人しか分からないかもしれない。その点、小野さんはベテランで現地の様子をよく知っていたと思うが」と語った。

 北秋田市商工観光課は今回の事故を受け「増水時に注意喚起をするなど、安全対策を考える必要がある」としている。

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