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胃の中には… 漁協と“対立”のアリゲーターガー解剖

神戸新聞NEXT のロゴ 神戸新聞NEXT 2017/05/15

 兵庫県たつの市を流れる揖保川下流域で釣り上げられた大型肉食魚「アリゲーターガー」が15日、姫路市立水族館(同市西延末)で解剖された。アユやウナギの漁業被害が懸念されたが、胃の内容物は見当たらず、捕食行動の解明にはつながらなかった。

 今月2日、姫路市内の男性会社員が釣り上げた。ガーの体長は109センチで、揖保川漁協(宍粟市)が同館に持ち込み、職員3人が解剖に当たった。同館では播磨地域で捕獲された4匹を飼育しているが、解剖は初めてという。

水族館の職員に解剖されるアリゲーターガー=姫路市西延末 © 神戸新聞NEXT/神戸新聞社 水族館の職員に解剖されるアリゲーターガー=姫路市西延末

 頑丈なうろこはメスでは歯が立たず、ハサミを使って表皮を切り開いた。白身から現れた胃には何も入っておらず、見守った漁協関係者からため息が漏れた。

 同館によると、水温の低い冬場は動かなくなるガーが、ちょうど活動を再開した直後だったとみられる。生態があまり知られていないガーの活動を知る手掛かりにはなったという。

 同漁協の森本実勇総代会会長(54)は「中身がなかったのは残念だが、動き出す時期が分かっただけでも捕獲作戦のプラスになる」と語った。解剖されたガーは同館で剥製にされ、外来種を捨てないよう啓発するため展示するという。(山崎 竜)

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