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逮捕議員続出の青森県三戸町議会、自主解散否決で町民に失望と不信感

産経新聞 のロゴ 産経新聞 2019/06/12 14:53 株式会社 産経デジタル
逮捕議員続出の青森県三戸町議会、自主解散否決で町民に失望と不信感: 自主解散の採決をめぐって投票が行われた青森県三戸町議会=12日(福田徳行撮影) © 産経新聞 提供 自主解散の採決をめぐって投票が行われた青森県三戸町議会=12日(福田徳行撮影)

 4月の青森県議選三戸郡選挙区(定数3)で初当選した自民党県議陣営の公選法違反事件で、議員の逮捕が相次いでいる三戸町議会の本会議が12日開かれ、議会が責任を取って出直しを選択する「自主解散」を賛成少数で否決した。議会の正常化に向け、責任を明確にする自主解散が否決されたことで、町民からは失望の声とともに議会に対する不信感が広がった。

 午前10時から始まった本会議では、定数14(欠員2)のうち11人が出席。4人から出された自主解散の提案理由の説明で佐々木和志議員は「一日も早く正常化し、失った信頼を取り戻すべきだ」と賛同を呼び掛け、投票の結果、賛成6、反対5で否決された。地方公共団体の議会の解散に関する特例法では、5分の4以上の賛成で可決されるため、要件を満たさなかった。

 賛成に回った大向信市議員は「(反対議員は)自分の立場しか考えていない」と憮然とした表情で語った。閉会後、沢田道憲議長は「結果を受け止め、誠意を持って議会運営をしていく」と話した。松尾和彦町長は「再びこのようなことが起きないよう認識を新たにし、町民の不安払拭に向けて全力で取り組む」と語った。

 本会議を傍聴していた70代の男性は「悪いことをしてもけじめをつけず、報酬はきちんともらうなんてことはあり得ない」と憤り、60代の女性は「自主的に解散すると思っていたが、反対の理由も示さず、町民は誰も納得しない」と不信感を募らせた。

 この事件では、同党公認で当選した沢田恵(さとし)容疑者(61)と町議3人が現金買収などの疑いで逮捕された。同町議会はもう1人欠員が出ると補選が行われるだけに、町民は今後の動向を注視している。

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