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2級河川で流域治水プロジェクト 岡山県、減災へ1級と一体運用

山陽新聞 のロゴ 山陽新聞 2021/04/07 08:01 山陽新聞社
西日本豪雨で周辺で内水氾濫が発生した岡山市の笹ケ瀬川。県は流域治水プロジェクトを策定して減災を図る © 山陽新聞社 西日本豪雨で周辺で内水氾濫が発生した岡山市の笹ケ瀬川。県は流域治水プロジェクトを策定して減災を図る

 集中豪雨による災害が相次いでいることを受け、岡山県は管理する2級河川22水系について、流域全体で水害を防ぐための事業を盛り込んだ「流域治水プロジェクト」の策定に乗り出した。国土交通省が主導してまとめた1級河川3水系(高梁川、旭川、吉井川)のプロジェクトと一体的に運用して減災を図る。

 具体的な事業は、2級水系を抱える岡山、倉敷、備前市、吉備中央町など14市町とともに県が3月に立ち上げた「県二級水系流域治水協議会」で決める。堤防やダムの整備といった従来型のハード対策に加え、水田に雨水をためる田んぼダムの導入、災害リスクの高い地域の住宅開発規制などを協議していくという。時期は未定だが22の水系ごとに取りまとめる方針。

 県内の2級水系は2018年の西日本豪雨でも浸水被害が多発。岡山市の笹ケ瀬川や浅口市の里見川支流では、河川の水位上昇に伴って用水路があふれる内水氾濫が発生しており、県は流域治水を進めることで被害の抑制を目指す。

 流域治水は、河川管理者に限らず地域全体で対処する治水対策として国交省が昨年7月に打ち出し、都道府県にも策定を呼び掛けている。県内の1級3水系を巡っては、岡山河川事務所が関係自治体など計約40団体と約半年にわたって協議し、水系ごとのプロジェクトを3月にまとめた。

 県河川課は「2級水系は1級に比べて数が多く、プロジェクトの策定に時間がかかることが想定される。過去の被害状況などを踏まえ、優先度を見極めながら早急に進めたい」としている。

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