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岸信介の “私邸” が統一教会の本部に…「西郷どん」と「高峰三枝子」がつないだ数奇な縁

SmartFLASH のロゴ SmartFLASH 2022/07/27 17:03 SmartFLASH
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自宅でくつろぐ岸信介。背後に写る特徴的な建物が後に旧統一教会の本部となる(写真・共同通信)

安倍晋三元首相の銃撃事件を受けて、注目が集まる政治家と旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の “蜜月関係”。7月26日には、岸信夫防衛相が「旧統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際に手伝ってもらっている」と、密接な関係があることを認めた。

岸防衛相は安倍元首相の実弟であり、祖父は “昭和の妖怪” こと岸信介元首相だ。

「『週刊新潮』は、岸氏が1984年に当時の米大統領ロナルド・レーガンに親書を送ったことを報じています。その内容は、米国で脱税の罪で実刑判決を受けていた統一教会の教祖・文鮮明氏を釈放するよう願うものだったそうです。

実際、多くの証言から岸氏は文氏と非常に親しかったことがわかっています。特に、文氏が1968年に設立した反共産主義の政治団体『国際勝共連合』は、岸氏の協力で設立されたと指摘されています」(社会部記者)

近いのは政治的な距離だけではない。岸氏は、物理的にも統一教会と “近い” ことがわかっている。

「『報道1930』(BS-TBS)は、1969年の地図を元に、岸氏の自宅があった東京都渋谷区南平台の隣に『全国高校連合原理研究会』が所在することを報じています。

さらに岸氏は、過去に『正体はわからないけど、隣に住んでいる若者たちが日曜日に賛美歌を歌っていた』『笹川(良一)君が統一教会に共鳴してこの運動の強化を念願して私に紹介した』と語っていたそうです。

また、番組では、1958年に撮られた1枚の写真を紹介しています。そこには、南平台の瀟洒な邸宅を背景に岸氏がくつろぐかたわら、当時4歳の孫・安倍元首相らが遊ぶ姿が写っています。しかし、6年後の写真では、その邸宅が統一教会本部とされていたんです」(同)

実際に南平台の過去の土地の所有者を調べると、そこには意外な所有者の名前が並んでいた。

まず、岸元首相は、南平台の土地を1950年に購入していることがわかった。そしてその隣に位置する土地は、そもそもは “西郷家” のものだった。当初、西郷隆盛の弟・従道の次男である従徳が所有していた。これを、大河ドラマ『西郷どん』(NHK)にも登場した西郷隆盛の次男・午次郎が大正時代に譲り受けた。その午次郎が亡くなると、長男・隆一が1935年に相続する。

だが1960年、この土地は “昭和の大スター” に売却された。その名は高峰三枝子だ。

「戦前から映画女優として非常に高い人気を誇った一方、映画の主題歌も歌ったことで、“歌う映画女優” として知られました。『湖畔の宿』『懐しのブルース』など、数々のヒット曲に恵まれ、映画では『暖流』『犬神家の一族』などの出演で知られます。戦前から戦後まで、長らく活躍し続けたスターです」(映画ライター)

高峰はこの土地を1968年、不動産会社に売却している。つまり、岸氏が旧統一教会と “お隣さん” だったのは、高峰が土地を所有していた時期なのだ。

「1956年、岸元首相は、高峰三枝子の屋敷をそっくり借り受け、自宅兼迎賓館として使い始めました。しかし、首相退任後に返却し、その後の1964年、この建物を統一教会が借りて本部にしたのです」(前出・社会部記者)

その後、岸氏の土地も高峰の土地も不動産会社のものとなり、現在はマンションが建てられている。

岸家と旧統一教会の切っても切れない縁は、このときから始まっていたのだ。

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