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【ガチ】「宇宙と時間は同じことを無限に繰り返している」物理学者が断言! デジャヴの原因は“サイクリック宇宙論”にあった!?

TOCANA のロゴ TOCANA 2017/07/25 株式会社サイゾー
© TOCANA 提供

 ある時、ふと過去に全く同じことをしたと感じることはないだろうか? それはもしかしたら、宇宙と時間が永遠に繰り返されているからかもしれない。

■宇宙と時間は繰り返している

 誕生以来、宇宙は加速度的に膨張を続けていると言われており、その終局において限界を迎えた時、収縮を始めると考えられている。そして、数兆年かけ無限小の点にまで収縮すると、今度は再びビッグバンを起こし宇宙が創造される。

【その他の画像はコチラ→http://tocana.jp/2017/07/post_13944.html

 英紙「Express」の記事(7月22日付)によると、これは新たな始まりでもあるが、同時に同じことの繰り返しでもあるという。かつての宇宙と寸分違わず宇宙は膨張し、エントロピーが拡散するからだ。つまり、全く同じ歴史が永遠に繰り返されることになる。米・ノースカロライナ大学の物理学者ポール・フランプトン教授は、このことを次のように語っている。

「宇宙のサイクルは無限回起こっています。ゆえに、あらゆる始点や終点は意味をなさないのです」(フランプトン教授)

 また、カナダ・ペリメータ理論物理学研究所のパランプリート・シン博士も、ビッグバン以前の宇宙は我々の宇宙と全く同じであるという独自の理論を提唱している。収縮による宇宙の崩壊後に起こるとされる反発「ビッグバウンス」の前は、全ての特徴が同一であり、同一の運動方程式に従って宇宙が開闢、同じ進化の道筋を辿るというのだ。

 このように宇宙は無限に循環しているとする宇宙論は一般的に「サイクリック宇宙論」と言われている。宇宙に始まりも終わりもないとはどこか奇妙な気もするが、絶対的な始点を想定することによる難問を回避することは確かである。一切の創造者である最高存在を立てる必要がなくなるからだ。

■サイクリック宇宙論は人間には理解できない?

 とはいえ、宇宙が循環しているというアイデアはやはり奇妙だ。循環しているとしても、その循環はいつから始まったというのだろうか? フランプトン教授は、「サイクルが無限に起こっていることから、あらゆる始点や終点は意味をなさない」と断言しているが、到底納得のできる説明ではないだろう。

 問題は「無限」という言葉にありそうだ。哲学者イマニュエル・カントは、「宇宙に時間的な始まりがある」ことと「宇宙に時間的な始まりがない」ことは互いに矛盾するため、人間の限られた能力で答えられるものではないとしたが、この議論でのキーワードこそ「無限」であった。カントの論証の詳細は省略するが、簡潔にいえば、有限な我々は「無限」を上手く認識することができないということである。

 だが、それでも宇宙が無限に循環しているというアイデアにはえも言われぬ魅力があることも確かだ。冒頭で述べた、「ふと過去に全く同じことをしたと感じる経験」、つまりデジャブの経験は、我々が全く同じことをこれまで無限回行っており、そのデータが引き継がれているからかもしれない。これは、有限な物質の組み合わせが無限の時間の中で繰り返されるとしたら、我々は同じ生を無限回繰り返しているとしたニーチェに近いだろう。我々の生が無限のプロセスの一部だとしたら、死もまたプロセスに過ぎないということになる。あなたは、無限に同じ生を繰り返したいと思うだろうか?(編集部)

※イメージ画像は、「Thinkstock」より

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