古いバージョンのブラウザーを使用しています。MSN を最適にご利用いただくために、サポートされているバージョンをご使用ください。

サッカーW杯を楽しめない人たち。日本勝利で「さらにユーウツが深まった…」

SPA! のロゴ SPA! 2018/06/20 15:53 日刊SPA!

 ロシアW杯のグループリーグ初戦。日本はコロンビアを2-1で破り、貴重な勝ち点3をもぎとった。「歴史的快挙!」と日本中が勝利に湧くなか、「まったく喜べない」「むしろ苦痛」というひねくれた(?)人たちがいる。サッカーに無関心なわけでなく、あえて“アンチ日本代表”を公言してはばからない彼らの声を拾ってみた。

日刊SPA! © SPA! 提供 日刊SPA!

「日本代表は格下の挑戦者って立場なのに、ピッチ上の立ち振る舞いだけは一流ってのが鼻につく。見当違いの方向にシュートして大げさに悔しがったり、相手のファウルに身振り手振りで『ホワイ?』みたいに抗議したり。ワールドカップに出るのが当たり前になってから、謙虚な姿勢が消えた気がする」(39歳・飲食)

 点数の入りづらいサッカーという競技の性質上、長い膠着状態でフラストレーションがたまり感情が表に出たり、貴重な得点シーンで喜びを爆発させるパフォーマンスは普通のことだと思うが……。ゴールを決めた後も自陣に戻っていく、元代表の中田英寿のスタイルに影響されている気もする。

「うるさい。とにかくうるさい。渋谷のスクランブル交差点でハイタッチする奴らも、得点シーンで抱き合う奴らも、『ニーッポン、ニーッポン、オウオウ、オウオウオウ』と声を張り上げる奴らも、みんなうるさい。あと、カビラ兄弟の『ニィッーポォゥン!』っておなじみのイントネーション。イライラに拍車をかける」(42歳・製造)

 パブリックビューイングやスポーツバーではおなじみの光景だが、テレビ画面で観ていると、確かに冷めた視点で見てしまうことはある。が、こればかりは現場で観戦している人たちだけが持ちうる一体感なので、足を運んでみてくださいというほかない。

「テレビなんか特にそうだけど、日本人ならW杯で代表を応援して当然! って空気がたまらなくイヤ。対戦相手のほうが好きなチームならそっちを応援してもいいじゃんって思う。あ、でもバラエティ番組でこの時期によく見かける、“対戦国と国際結婚した夫婦”を取り上げるのはつまらんからやめればいいのにと思う」(40歳・医療事務)

 卑屈さが滲み出たコメントの数々ではあるが、もちろん彼らはコロンビア戦もテレビで観戦している。それぞれ感想を求めるも、アンチだからこそ、誰よりも熱心にアラを探しているという印象が多かった。一つ、見方として気になったものを取り上げよう。

「全体的に小さくまとまっている気がしてつまらない。やっぱり日本代表にはスベリ芸のようなネタが欲しい。岡野の一人スルーパスや、中田のスルーパスに追いつけない城、ペチペチとノートラップのパスにこだわる遠藤、すぐに転ぶ柳沢の軽自動車性能とか」(45歳・出版)

 今回の大会では格下が格上を破る、もしくは引き分けに持ち込むケースが多い。が、それは戦術が洗練され、強豪国と弱小国の格差が縮まったことから生じていると見ることもできる。観戦しているぶんには、個性があったほうが楽しめるが、「小さくまとまっている」は、それだけ日本のサッカーが強くなった証ともいえる。

 「とにかくうるさい」と連呼していた前出の42歳男性は、「コロンビアに勝ったことで、この騒音がまだしばらく続きそう。ユーウツな気分がまだしばらく続くのか……」とうそぶく。もちろん楽しみ方(!?)は人それぞれ。皆が「日本の勝利を願う」と足並みを揃える必要はないからこそ、あえて卑屈なコメントを集めてみたが、まあ、騒ぎたい人は大いに騒げばそれでいいんじゃないか……というのが感想である。〈取材・文/日刊SPA!取材班〉

SPA!の関連リンク

image beaconimage beaconimage beacon