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パリピはチャラいだけじゃなかった!? その意外な生態

SPA! のロゴ SPA! 2018/07/12 15:52 日刊SPA!

 近年、よく聞くようになったワード“パリピ”。しかし、彼らがいったい何者なのかを正確に答えられる人は、意外と少ないのではないだろうか? そんな未知の存在であるパリピの生態を徹底調査してみた。

◆厳しい日本社会でも全力で人生を楽しむ「パリピ」

 六本木や渋谷で夜ごとパーティを繰り広げ、遊び歩くパーティピープル。略して“パリピ”。その語感から軽薄な若者をイメージする読者諸兄も多いかもしれない。だが、「パリピは必ずしもチャラチャラしたリア充の若者とは限りません」と語るのは、博報堂若者研究所リーダーで『パリピ経済』の著者でもある原田曜平氏。

「彼らはよくも悪くも、その場のノリをすごく大切にする人々です。たとえ、社会人として平日は真面目に働いていても、休日は精いっぱい遊ぶ。厳しい日本の社会情勢においても、めったに心が折れることはない。“どんな状況でもポジティブに楽しむプロ”と言えます」

 そもそも「パーティピープル」なる言葉は、欧米では数十年前から使われているし、’01年には作家・林真理子氏のコラム集『美女入門』で「必ずパーティに顔を出してはファッションチェックされる人」として紹介されている。

 本格的に「パリピ」という言葉がお茶の間に浸透したのは’14年にテレビ番組『月曜から夜ふかし』でラッパーのイルマニア氏が登場して以来。普段は産廃業者として働きつつも、余暇はパーティに繰り出して全力で楽しむそのスタイルや、ラップ調の語り口が話題に。その翌年には「パリピ」という言葉は、「ギャル流行語大賞」の1位に選出された。

 一見すると、ただの若者の話に見えるかもしれない。しかし、原田氏によれば、一部のパリピは芸能人にさえも匹敵する影響力を持つという。

「以前はテレビや雑誌などのメディアが『これが話題だ』と取り上げることで、流行が一般へと浸透していきました。でも、スマホやSNSの普及により、’10年頃から周囲に影響力のあるパリピの若者が、仲間内の流行をSNSで拡散し、若者消費に巨大な影響を与えています。例えば、近年若者の間では定番となりつつある『ハロウィン』のコスプレカルチャーや、『インスタ映え』などの言葉を生み出したのも彼らです」

 日本に謎の影響力を持つ「パリピ」。オジサン世代は知らない生態なのだ。

<パリピ年表>

’01年・『美女入門 PART3』(林真理子著)に、「パーティ・ピープル」が登場

叶姉妹を例に挙げ、「必ずパーティには顔を出して、そのファッションをチェックされる人たち」として紹介されている

’14年・TV番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)で、ラッパー「イルマニア」が「パリピ」として紹介

神奈川県の由比ヶ浜海岸で、「イルマニア埼玉入間代表さ」という俳句を詠む。「パリピ」というワードが全国のお茶の間に広がるきっかけに

’15年「パリピ」が、2015年「ギャル流行語大賞」の1位に選出

ちなみに、2位にはSNSでの投稿に対して、「可愛すぎかよ」「最高かよ」などとツッコミを入れる「◯◯かよ」。3位にはネット上だけでなく実生活での友人「リア友」が選ばれている

’16年 『パリピ経済 パーティーピープルが市場を動かす』(原田曜平著)が出版

本書では、パリピの「自分たちが飛びついた新しいモノやコトを、他の若者たちに拡散・伝播できる点」に注目している

日刊SPA! © SPA! 提供 日刊SPA!

’17年 AbemaTV『全日本パリピ選手権』で、「あっくん」率いる「渋谷パリピ軍団」が優勝

勝因は「キャバクラに行ってもキャバ嬢側になってみんなを盛り上げる」(あっくん)ホスピタリティ

’18年 AbemaTV『全日本パリピ女性選手権』で、「あやまんJAPAN」が優勝

「最初にブレイクした頃には、まだ『パリピ』という言葉は流行していませんでした(あやまん監督)。時代があやまんJAPANに追いついた結果か

【原田曜平】博報堂 若者研究所リーダー

マーケティングアナリスト。「マイルドヤンキー」「さとり世代」など数々の流行を研究。近著に『若者わからん!「ミレニアル世代」はこう動かせ』(ワニブックス)

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