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子どもが好きな「ごはんの友」1位は? 臭くて意外なアレ!

AERA dot. のロゴ AERA dot. 2018/10/18 07:00

 実りの秋、おいしい新米の季節がやってきた! 小中学生向けのニュース月刊誌「ジュニアエラ」11月号は、米を通して日本文化と歴史や地理、農業について学べる内容になっています。今号の特集「お米を食べて考えよう 日本の食と農業」に掲載された記事から、米に関する話題を三つ紹介するよ。

*  *  *

■子どもたち101人に聞いた「ごはんの友」選手権

 8月に東京都内で行われたイベントで、「ごはんを食べるときに合わせるもので、好きなものは?」を聞いてみたよ! 結果は以下の通り。

9位……おかか、こんぶ、たらこ 6票

8位……明太子 7票

7位……梅干し 9票

5位……のりのつくだ煮、鮭フレーク 11票

4位……たまご(生卵が大半) 13票

3位……のり 19票

2位……ふりかけ(たまご味がダントツ人気) 23票

1位……納豆 31票

 ダントツの1位に輝いたのは「納豆」。

 実は納豆やしょうゆ、みそなど、大豆を使った食品は、ごはんの栄養を補う名コンビ! タンパク質が豊富なうえに、ごはんには少ない必須アミノ酸の一つ、リジン(人間が生きる上で不可欠な成分だが、体内ではつくることができず、食べ物からのみ摂取できる栄養素)がたくさん含まれているよ。

 ほかの少数意見は、「焼き鮭(5票)」「ツナ(3票)」「漬物、とろろ、なめたけ、塩、しらす+しょうゆ(各1票)」。さらには、「うなぎのタレをかけて、バターをのせる」「ツナをカリカリに炒めてしょうゆと混ぜる」などユニークな意見も。

■日本一の米どころに異変!? 「脱コシヒカリ」が進む

 日本を代表する米の品種は「コシヒカリ」。今から約70年前の福井県で生まれ、「越の国に光り輝く品種」となる願いを込めて命名された。日本で栽培される品種の8割は、このコシヒカリ系統といわれている。粘りが強くて食味がよく、寒さにも強い一方、背丈が高くて倒れやすく、また暑さには弱いという難点もある。

 作付面積の約7割がコシヒカリという日本一の米どころ新潟県では、特A米もすべてこのコシヒカリ。しかし温暖化がさらに進むと、米が獲れなくなる可能性が高い。

日本人はホカホカごはんが大好き! © Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 日本人はホカホカごはんが大好き!

 そこで、暑さに強くコシヒカリ並みにおいしい、次世代の米の開発が急速に進んでいる。例えば、2017年から販売がスタートした新品種「新之助」は、まろやかな甘みとコクがある新潟県の新品種。今年、特Aを取得すれば、新潟県初のコシヒカリ以外の待望の特A米となる。また、コシヒカリ発祥の福井県でも、コシヒカリの後継米となる新品種「いちほまれ」が今秋発売された。

■日本人の繊細な味覚は米がつくった!?

 日本で食べられる「ジャポニカ米」は、粒が短く、炊くと粘りが出るのが特徴。日本や朝鮮半島、中国東北部、アメリカ西部、オーストラリアで栽培されている。

 一方、全世界の米の8割を占める「インディカ米」は、粒が細長く、炊くとぱさぱさした食感になる。中国南部や東南アジア、インド、西部を除くアメリカなどで広く栽培されている。

 また、ジャポニカ米とインディカ米の中間の形状の「ジャバニカ米」は、インドネシアのジャワ島や中南米が栽培の中心だ。

 インディカ米やジャバニカ米の食べ方は、チャーハンやピラフ、パエリアやリゾットなど「米をいかに味付けするか」が主流。一方、日本人は「米自体をいかにおいしく味わうか」を大切にして、これまで熱心に新品種を開発し続つづけてきた。

 ごはんを食べながらおかず、汁物などを交互に食べ、口の中で好みの味付けにすることを「口中調味」というが、これは日本独自の食文化であり、和食の基本でもあるという。長年にわたるこうした食習慣は、日本人の繊細な味覚にも大きな影響を与えてきたともいえるね。

※月刊ジュニアエラ 2018年11月号より

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