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実はこっそり変わっていた「ホッピーの瓶」。製造元に聞く、意外な反響とは?

SPA! のロゴ SPA! 2018/01/10 08:52 日刊SPA!

 漫画家・清野とおるが全国各地の美味しかったり、美味しくなかったりする食べ物を探し歩く「グルメ漫画の問題作」こと『ゴハンスキー』。週刊SPA!にて連載中の同作だが、最新コミックス4巻が1月12日に発売される。

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 今回、同作に収録された爆笑必至のおまけコラムから一部を抜粋してお届けする。ホッピー大好きの清野氏がある日、ホッピーの瓶に覚えた違和感の正体を探るその一部始終をここに紹介する!

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 ホッピーを愛するがゆえに、「キッチリ3杯に割って飲む方法」を発明したりと、日々、ホッピーと向き合ってきたホッピーファンの僕がある日、ホッピーの瓶に覚えた違和感……「瓶、微妙に変わってねっすか!?」。一体、何なのだ、この些細極まりない微妙なリニューアルは!?

 ワケが知りたい、ワケを! ということで、ホッピービバレッジ赤坂本社へ。同社HOPPY未来開発課の原知代さんにお話を伺ってきました!

――突然すみません! ホッピー瓶の形って最近、微妙に変わってますよね?

原知代(以下、原):そうなんです。ホッピーは2017年2月から瓶の形をリニューアルしており、現行版はガラスの肉厚を増したことと、上部の膨らみ部分の形が微妙に違っています。さらにザラザラした「梨地」(なしじ)という加工が施されていて、衝撃が分散されるようになっています。

――見た目だけではなく、強度も変わったのですね。

原:瓶と同時に、ケースも30本入りから20本入りになりました。ビールケースとピッタリ重ねることができるようになったので、お店で保管しやすかったり、酒屋さんが運びやすいといった利点があります。在庫回転率も高まるので、より新鮮なホッピーがお届けできるようになりました。

――いいことづくしですね! ほかに反響はありましたか?

原:良いお声もあれば「前のほうがよかった」というお声もあります。メーカーとしては「お客様により良い状態でホッピーをお届けできるように」との思いで変更しましたので、これからも変わらずに飲んでいただけたら嬉しいです。

――言われなくたって毎日飲みますとも! ところで、前から気になっていたのですが、ラベルの桜マークってどんな意味があるんですか? 梅や薔薇や紫陽花(あじさい)とかじゃダメだったんですか?

原:今の社名の前は「コクカ飲料」という社名だったのですが、戦後のある日、創業者の石渡秀が、赤坂見附の駅で若い女のコが進駐軍の兵士たちに絡まれている場面に遭遇したんです。周りの日本人は恐れたのか、それを見て見ぬ振り。その光景に憤った石渡が「日本男子よ、大和魂を忘れるな」と、「国華」。つまりコクカという社名と桜のマークをつけたそうです。

――そんな勇ましき由来が!! ホッピーの歴史を感じちゃいましたよ!

原:’48年に発売開始し、新橋や池袋の闇市を中心に広まりました。粗悪な酒しか手に入らない時代だったので、「まずい酒でもホッピーで割れば美味しく飲める」と重宝されたそうです。戦後の庶民の心を支えた、「お助け飲料」と言われています。

――今の僕も、ホッピーには大いに助けられていますよ! 命の恩人です! 最近は女性や若者にもファンが増えてますよね?

原:そうですね。ホッピーを今まで飲んだことのない方が上司や、たまたま隣に座っていた人に飲み方を教えてもらって注文してみるというケースが多い飲み物なんです。ホッピーにはそうやって、人と人とを繋げていく一面もあるようです。

――僕もこれから布教しまくっていく所存です! ホッピーハッピー!!!

<取材・文/清野とおる 鴨居理子>

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