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“機種変更しないauユーザー”は新料金プランに変更すべきなのか?

ITmedia Mobile のロゴ ITmedia Mobile 2017/08/15 08:35
“機種変更しないauユーザー”は新料金プランに変更すべきなのか?: 利用したデータ量に応じて料金が決まる「auピタットプラン」。こちらはスーパーカケホと組み合わせた場合 © ITmedia Mobile 提供 利用したデータ量に応じて料金が決まる「auピタットプラン」。こちらはスーパーカケホと組み合わせた場合

 KDDIが7月14日から提供している新料金プラン「auピタットプラン」と「auフラットプラン」が、半月で契約数が45万を突破するなど好調だ。

 ピタットプランは利用したデータ通信量に応じて料金が決まり、最も安いプランだと1GB未満の利用で月額2980円(税別、以下同)から。フラットプランは毎月利用できるデータ通信が20GBまたは30GBの大容量プランで、最も安いプランは20GBが月額6000円から、30GBが月額8000円から。さらに、端末を購入して新料金プランに変更すると「ビッグニュースキャンペーン」が適用され、12カ月間、利用料金が1000円割り引かれる。

 新プランでは「毎月割」が適用されないが、端末を48回払いで購入して、24回支払うと、残りの分割金が0円になる「アップグレードプログラムEX」を適用できる(申し込むにはau端末を購入する必要がある)。プラン契約時に端末を購入してアップグレードプログラムEXに申し込めば、ほぼ全てのケースで新プランの方が得になるという。

 実際、ITmedia Mobileの記事でもシミュレーションしたところ、端末を購入して新プランに乗り換えると、Androidスマートフォンならお得になるという結果が出た。iPhoneは「毎月割」の額が高く、現時点ではアップグレードプログラムEXの対象外で、ビッグニュースキャンペーンも適用されないため、多くのケースで旧プランの方が安くなる。

 では、auのiPhone以外のAndroidユーザーが端末を購入せずに新プランに変更すると、新旧プランどちらがお得になるのだろうか? 例えば新プランの提供直前にau端末を購入してしまった人、端末の割賦代金が残っている・今の端末が気に入っているのでまだ機種変更をしたくない人……などだ。

 auの新プランには端末を購入しなくても、旧プランから変更することはできる。ただしその場合は1000円引き×12回のビッグニュースキャンペーンや、アップグレードプログラムEXは適用できないため、端末購入者と比べると、料金面ではどうしても不利になってしまう。

 それでも、同じデータ容量なら新プランの方が安く設計されているので、使い方次第では新プランの方が安くなるかもしれない。今回は、約1年前に発売された2016年夏モデル「Galaxy S7 edge」と「Qua Phone PX」のユーザーが、新プランに変更した場合の料金をシミュレーションした。料金は全て税別。

 端末は発売日(かそれに近い日)に買ったと想定し、端末価格と毎月割は、発売当時のもので計算。端末代金は24回払いで現在も支払っていると想定する。auスマートバリューの割引は含めていない。

 新プランで組み合わせられる音声プランは、国内通話がかけ放題の「カケホ」、1回5分以内の国内通話がかけ放題の「スーパーカケホ」、従量課金の「シンプル」の3種類。月額トータルの料金は、どの音声プランと組み合わせるかによって異なるため、新プランへの変更方法は以下の4パターンを考えた。

 1つ目が新旧プランどちらもスーパーカケホの場合。

 2つ目はスーパーカケホからシンプルに変更する場合。シンプルは旧プランでは選べないので、通話が少ない人には十分考えられる選択肢だ。

 3つ目が新旧プランどちらもカケホの場合。

 4つ目がカケホからスーパーカケホに変更する場合。通話は多いが、実は1回あたりの通話時間が短かった……という人が当てはまる。

 ピタットプランは、毎月のデータ通信量に応じて料金が変動するが、今回は新旧プランで同じデータ容量の料金を比較した。データ通信量にムラがある人ほど、新プランの方が得になりやすいことは覚えておきたい。

●Galaxy S7 edge:通話プランを変えないとほぼ全て旧プランの方が得

 まずはGalaxy S7 edgeから見ていこう。

 新旧プランどちらもスーパーカケホの場合、ピタットプランの1GBまでを除き、旧プランの方が安いという結果になった。

 旧プランがスーパーカケホ、新プランがシンプルの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GB、30GBなら新プランの方が安くなる。

 新旧プランどちらもカケホの場合、1GBまでのみ新プランの方がわずかに安く、他は全て旧プランの方が安い。

 旧プランがカケホ、新プランがスーパーカケホの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GBか30GBなら新プランの方が安い。

 Galaxy S7 edgeは毎月割が月1917円とそれなりの額なので、スーパーカケホからシンプルなど、より安い通話プランに変更しないと、新プランが安くなることはほぼない。一方で、より安い通話プランに変更すれば、2GBまでの低容量、20GBか30GBの大容量プランなら新プランの方が安くなる。なお、月間の通信が3GBだと、全てのケースで旧プランの方が安いので、3GBプランのユーザーが新プランに移って料金を抑えたければ、通信を2GBまでにする必要がある。

●Qua Phone PX:通話プランを安くすれば、多くのケースで新プランがお得に

 続いてQua Phone PXの結果を見ていこう。Qua Phone PXの場合、毎月割が1027.8円(税込1110円)で、Galaxy S7 edgeよりも889円安い。そのため、旧プランの恩恵はGalaxy S7 edgeほどではなく、毎月割がなくなるダメージも相対的には低い。

 新旧プランどちらもスーパーカケホの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GBか30GBなら新プランの方が安くなる。

 旧プランがスーパカケホ、新プランがシンプルの場合、ピタットプランの5GBまでを除き、全て新プランの方が安くなる。

 新旧プランどちらもカケホの場合、1GBまでのみ新プランの方が安く、他は全て旧プランの方が安くなる。

 旧プランがカケホ、新プランがスーパーカケホの場合、ピタットプランの2GBまでと、フラットプランの20GBか30GBなら新プランの方が安くなる。

●まとめ:新旧どちらが安いかは「端末代」と「毎月割」次第

 2機種の結果を比べると、Qua Phone PXの方が、Galaxy S7 edgeよりも新プランが安くなるケースが多いことが分かる。特にスーパーカケホからシンプルに変更する場合は、ほぼ全てのケースでQua Phone PXの新プランが安い。これは、Qua Phone PXの方が端末代金(割賦代金)が安いことが影響している。端末代金が安ければ、新プランでの負担もおのずと減り、同じデータ容量の料金自体は新プランの方が安いため。

 Galaxy S7 edgeは毎月割が高いため、旧プランの方が安くなりやすい。裏を返せば、毎月割が終われば、Galaxy S7 edgeは新プランの方が安くなる。今回のケースで旧プランの方が安いときの新旧プランの差額は、最大で1397円。Galaxy S7 edgeの毎月割は1917円なので、毎月割がなくなれば、全てのケースで新プランの方が安くなる。

 一方、Qua Phone PXは毎月割が少ないため、毎月割がなくなっても、旧プランの方が依然として安いというケースもある。例えば、データ容量3GB、5GBで新旧プランどちらもカケホの場合だと、差額はそれぞれ−1308.8円、−1507.8円で、毎月割の1027.8円を加えても、まだ旧プランの方が安い。

 ここまでのシミュレーション結果から、見えてきたことをまとめたい。

・毎月割が高い機種ほど、新プランは安くなりにくい

・毎月割がなくなれば、新プランの方が安くなりやすい

・より安い通話プランに変更すれば、新プランの方が安くなりやすい

・新旧プランどちらが安いかは「端末代」と「毎月割」によって変わるので、自分の機種でシミュレーションするのがよい

 ちなみに、KDDIでは料金プランは「税別」、端末代金と毎月割は「税込」で表記しているため(請求書の表記もなぜかバラバラ)、料金プラン+端末代込みで計算をする場合、税別か税込かのどちらかに統一する必要があるので注意したい。

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